「新しいメディア」
世に言う、ブログ (blog) というものが生まれて、どれくらいだろう?
四年とか五年くらいだろうか。
日本で広まりはじめてからは、まだ二年か三年くらいとか?
じぶんが、たまたま早い時期から知っていたせいか、blog ということば、かなり以前から馴染みがあるのだが、現在では、いったいどれくらいの認知度があるのだろう? などと考えたりする。
一年ほど前の Slashdot Japan の記事 によると、その時点での調査結果としては、
(「『ブログ』 ってなに? 『ブクロ』 なら知ってるけど」 のコメントを一年前に見て、笑ってしまった私である ... )
しかし、この一年で急速に blog が広まった、という感があるのは、実際にじぶんがこの一年のあいだに blog (のようなもの) を開設し、記事更新にいそしんでいたせいだけではない、と思っているのだが ... 。
『goo ブログ』 がサーヴィスをはじめたのが、昨年三月。 私がこの ID を取ったのが、三月二十六日で、 翌二十七日から記事を書きはじめた。
そのときの、『goo ブログ』 開設数は、二千とか三千だった。
当時の 『goo ブログ』 は、たしか、テンプレートが十五枚くらい(?)で、かなりシンプルなデザインのものしかなかった。
アップロードできる画像のサイズ (高さと幅) に制限もあった。
(制限値以上の場合、自動的に制限最大値に縮小されてしまう)
記事の最大文字数が四千文字、記事タイトルが十五文字まで、とか、Recent Commnet (最新のコメント)、Recent Trackback (最新のトラックバック) の表示がなかったり、とか、機能的にいろいろ制限が多かった。
(そうそう、絵文字機能もなかった)
ちょっとずつ、ユーザーの希望、要望を取り入れて、改善されてきている ( ... のか?)。
手さぐりで、一歩ずつ、一歩ずつ、“blogosphere (ブログ界)” が作り上げられていく感じなのだろうか。
割と早い時期から 『goo ブログ』 で blog を開設していたせいか、そういったところに、なぜか、なんともいえない、いとおしさのようなものを感じてしまう。 使い勝手の悪さを、なんとか補おうと、ない知恵を絞ったり、手作業でいろいろ工夫したりしていたせいかもしれない。
そんな、日々の結晶ともいえる、この blog. すでに更新をやめて、二ヶ月以上経っている。 なにか有用な情報があるわけでもなし、明確なコンセプトがあるわけでもなし、約束の記事も書けない状態では、このあたりで決断すべきではないか、と思うものの、なかなか閉鎖できないでいる。
―― いや。 私は、いつまでもこの blog を放置している、その言い訳を書くつもりではなかったのだが。
なにを書きたかったのか、というと。
blog なんて。
まだまだ、歴史の浅いものなのだろうか、ということなのだ。
日本において、“blog” というものが急速に一般的になって、たかだか一、二年。
使い方一つで、どうとでも変化しうるような、まだまだ新しいメディアなのではないか、と。
そして、まだまだ手さぐりで、右往左往している状態なのではないか、と。
だから、どれが正しい blog で、どれが正しくない blog かなんて、まだまだ、だれにもなんにも決められないのでは、なんて思ったりする。
古い web の常識に囚われていると、おどろくようなことがたくさんあって、blog 更新に情熱を注いでいたかつての約半年間は、ほんとうに刺激的な日々だった。
こんなことって、できるんだ。 こんなこと書いても、いいんだ。 こんなことしても、いいんだ。 ... なんて思いながら、どんどん blog の渦に巻き込まれていってしまった。
これから、“blog” がどのように変化し、どのように成長し、どのように形成されていくのか。 今後は、ちょっとはなれた岸から、傍観するのかもしれない。
そして、本来の “blog” とは かけはなれたような、こんな私の blog なんて ... と思うこともあるけれど、こんな blog でも、見てくださるかたがいるのなら、残しておいてもいいのだろうか ... ? などと考えるのである。 ―― これが、(いまのところ) この blog (のようなもの) を閉鎖しない理由なのだ。
* 記事タイトルは、眼鏡牛さんの blog 「正しい『三十路』の作り方」 へのオマージュ(?!)です。
(眼鏡牛さん、勝手にすみません!)
ちなみに、眼鏡牛さんは、本日お誕生日! おめでとうございます。
世に言う、ブログ (blog) というものが生まれて、どれくらいだろう?
四年とか五年くらいだろうか。
日本で広まりはじめてからは、まだ二年か三年くらいとか?
じぶんが、たまたま早い時期から知っていたせいか、blog ということば、かなり以前から馴染みがあるのだが、現在では、いったいどれくらいの認知度があるのだろう? などと考えたりする。
一年ほど前の Slashdot Japan の記事 によると、その時点での調査結果としては、
“Blogなんて知らない”女性が9割だったそうだが ... 。
(「『ブログ』 ってなに? 『ブクロ』 なら知ってるけど」 のコメントを一年前に見て、笑ってしまった私である ... )
しかし、この一年で急速に blog が広まった、という感があるのは、実際にじぶんがこの一年のあいだに blog (のようなもの) を開設し、記事更新にいそしんでいたせいだけではない、と思っているのだが ... 。
『goo ブログ』 がサーヴィスをはじめたのが、昨年三月。 私がこの ID を取ったのが、三月二十六日で、 翌二十七日から記事を書きはじめた。
そのときの、『goo ブログ』 開設数は、二千とか三千だった。
当時の 『goo ブログ』 は、たしか、テンプレートが十五枚くらい(?)で、かなりシンプルなデザインのものしかなかった。
アップロードできる画像のサイズ (高さと幅) に制限もあった。
(制限値以上の場合、自動的に制限最大値に縮小されてしまう)
記事の最大文字数が四千文字、記事タイトルが十五文字まで、とか、Recent Commnet (最新のコメント)、Recent Trackback (最新のトラックバック) の表示がなかったり、とか、機能的にいろいろ制限が多かった。
(そうそう、絵文字機能もなかった)
ちょっとずつ、ユーザーの希望、要望を取り入れて、改善されてきている ( ... のか?)。
手さぐりで、一歩ずつ、一歩ずつ、“blogosphere (ブログ界)” が作り上げられていく感じなのだろうか。
割と早い時期から 『goo ブログ』 で blog を開設していたせいか、そういったところに、なぜか、なんともいえない、いとおしさのようなものを感じてしまう。 使い勝手の悪さを、なんとか補おうと、ない知恵を絞ったり、手作業でいろいろ工夫したりしていたせいかもしれない。
そんな、日々の結晶ともいえる、この blog. すでに更新をやめて、二ヶ月以上経っている。 なにか有用な情報があるわけでもなし、明確なコンセプトがあるわけでもなし、約束の記事も書けない状態では、このあたりで決断すべきではないか、と思うものの、なかなか閉鎖できないでいる。
―― いや。 私は、いつまでもこの blog を放置している、その言い訳を書くつもりではなかったのだが。
なにを書きたかったのか、というと。
blog なんて。
まだまだ、歴史の浅いものなのだろうか、ということなのだ。
日本において、“blog” というものが急速に一般的になって、たかだか一、二年。
使い方一つで、どうとでも変化しうるような、まだまだ新しいメディアなのではないか、と。
そして、まだまだ手さぐりで、右往左往している状態なのではないか、と。
だから、どれが正しい blog で、どれが正しくない blog かなんて、まだまだ、だれにもなんにも決められないのでは、なんて思ったりする。
古い web の常識に囚われていると、おどろくようなことがたくさんあって、blog 更新に情熱を注いでいたかつての約半年間は、ほんとうに刺激的な日々だった。
こんなことって、できるんだ。 こんなこと書いても、いいんだ。 こんなことしても、いいんだ。 ... なんて思いながら、どんどん blog の渦に巻き込まれていってしまった。
これから、“blog” がどのように変化し、どのように成長し、どのように形成されていくのか。 今後は、ちょっとはなれた岸から、傍観するのかもしれない。
そして、本来の “blog” とは かけはなれたような、こんな私の blog なんて ... と思うこともあるけれど、こんな blog でも、見てくださるかたがいるのなら、残しておいてもいいのだろうか ... ? などと考えるのである。 ―― これが、(いまのところ) この blog (のようなもの) を閉鎖しない理由なのだ。
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* 記事タイトルは、眼鏡牛さんの blog 「正しい『三十路』の作り方」 へのオマージュ(?!)です。
(眼鏡牛さん、勝手にすみません!)
ちなみに、眼鏡牛さんは、本日お誕生日! おめでとうございます。