RacketのEvangelion(初号機)カラーに爆笑しつつ、星田さんの記事へコメント。
しかも、意外とクッキリ見やすいんでビックリしてる。
ただ、Factorialで0割りが発生してないのなんで?
これは数学的な定義なんです。「何故?」じゃなくって「そう人間が決めた」。
つまり、0! = 1と言うのは「定義」なんです。
理由は「その方が色々と都合が宜しいから」(笑)。
何ぃ!?Factorialは引数0でも返り値が1になるのか・・ニクい配慮だ
つまり定義に従ってそういうプログラムにしてるんですよ。
だから事実上、
1 × 1 × 2 × 3 × 4 × ..... × n↑0項目
が成立するように組んでる。
物理は(”も”)サッパリなんだ・・。
とは言ってもやってる事は殆ど数学ですね。
「物理」ってのは、例えば力学だと、運動方程式を立てる部分が難しくて、その部分をクリアしちまえば終わりなんですよ。
残りは数学の仕事。
つまり、件のブログで単振動の運動方程式は立ててるんで、残りの部分はまるっと100%数学です。テーマは微分方程式。
要するに微分方程式を差分方程式として解く、ってのが一連のテーマですね。
「微分方程式が良く分からない」人でも同じ手法を使えば、少なくとも線形の常微分方程式をコンピュータで解けてグラフが描ける、と言う事です。
考えてみればスゴいでしょ?「微分方程式を良く知らなくても」プログラムで解が求められるわけだ。
これ、大学なんかでは「数学が出来ないとプログラミングなんて・・・」と言うカタチになってますが、実は逆なんです。「数学を良く知らなくても」コンピュータでプログラミング出来れば、朧気ながら解が掴める、んです(※)。
実はそっちの「事実」の方がインパクトあると思うんですけどね。
※: ちなみに、80年代初期のYMOで坂本龍一が
「今まで楽器をやった事がない人でもコンピュータがあれば音楽が作れる時代になるんだ。」
ととても夢がある事を語っていて、要するに当時は、コンピュータ及びプログラミングは「特殊な技術が必要だと思われていた事柄を人々に開放する」と言う「変革」だと考えられていた。「数学を知らなくても数学が解ける」とはそういう事である。
ただし、音楽の話で言うと、音楽を良く知らない層でも確かに音楽が作れるようにはなったが、出来た作品が「すげぇ面白い」とはやっぱならなかったと思う(笑)。