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Retro-gaming and so on

この素晴らしい世界に祝福を!3

風邪で苦しんでる。
なんか胃に来てる。吐いた。
この数日間、酷い状態だ。

それはさておき、なんか「宇宙戦艦ヤマト2199」がメチャクチャ面白い(笑)。今日、第2話やってたんだけど、いやぁ、良い出来だ。
まぁ、オリジナルがそもそもSFとしては良く出来てたしな。「西遊記」をベースにしてるから、面白くなるのは当たり前かもしれんが(※1)、要するに「基礎を外さなければ」リメイクは買い、になるんだ、と言うホント良い好例になっている。
なお、オリジナルのヤマトだとヒロインの森雪が文字通り紅一点、だったんだけど、今度のヤマトは女性搭乗員も多い。まぁ、時代の流れだと当然か。
そしてオリジナルだと森雪、って佐渡酒造補佐の看護要員、って設定だったと思うんだが(今作では、別に看護婦が佐渡酒造に付いている)、今回は幕僚の一人、に改変になってる。要は軍人だよな。
これも気になる、って程の改変じゃない。むしろ、「看護チーム」として採用されてる筈なのに、いつの間にやら第一艦橋でレーダー係をやってる方がおかしいんだ(笑)。オリジナルの森雪の立ち位置はかなりヘンだったんで、この辺の「改変」は正しいと思う。
あと、アナライザーがいるのも良かった(笑)。ヤマトじゃ大事なマスコットキャラだ(笑)。

とまぁ、ヤマトのリメイクに感動して、30分空けて期待の新作アニメ、「この素晴らしい世界に祝福を!3」が始まった。
うん、安定の面白さだ。2からかなり間も空いたし、原作も終了しちゃったんで、どうなるかな、とかちと思ってたが、安定してる。
初回は、映画版の「紅伝説」の原作小説から、「安楽少女」だけを抜き出したエピソードで、ぶっちゃけ90%くらいはオリジナルストーリーだった。まぁ、でもこんなモンだろ。
ただ、1、2、と(絵の)演出がちと変わったな、とか思ったら、やっぱアニメ制作担当が、1、2、をやってたスタジオ・ディーンじゃなくなってた。どうやら降板したらしい(それこそ昔の「うる星やつら」を彷彿とさせる)。アニメ制作はスピンオフの「この素晴らしい世界に爆焔を!」を担当してたドライブ、なる制作会社にバトンタッチされている。
また、監督も変わっていて、今期の監督もスピンオフアニメ「この素晴らしい世界に爆焔を!」を監督した人に変わっていて、1期、2期を監督してた人は「総監修」へと格上げになっている・・・・・・格上げだよな(笑)?
あとは、一貫してるトコはキャラデザの人だけ、ってなカンジだが、果たして、殆どスタッフ総入れ替え、ってなカンジの「このすば3」。吉と出るか凶と出るか?
若干不安が残るも、初回放送時点では「ああ、このすばだ」ってな感想だった。やっぱめぐみん単独の「爆焔」よか安定して笑いは取れてるたぁ思う。

※1: 知ってる人は知ってるだろうが、実は「宇宙戦艦ヤマト」のストーリーの基礎プロットは「西遊記」だ。西遊記では「乱れに乱れた唐の国」の民や人心を救う為に、遠い国、天竺へとありがたいお経を貰いに行く話、だが、これがヤマトでは「放射能で汚れた地球を救う為に」遠い、マゼラン星雲にあるイスカンダル星へ、放射能除去装置「コスモクリーナー」を貰いに行く話、と改変されている。
なお、この基礎プロットを組んだのは松本零士ではなく、昨年末に亡くなったSF作家の豊田有恒で、手塚治虫の虫プロに所属中、同じく虫プロに一時期所在していたオリジナルのヤマトのプロデューサー、西崎義展との交流があり、その縁で宇宙戦艦ヤマトの基礎プロットを任されるようになったらしい(この二人は武蔵高等学校の卒業生だが、年が違いすぎて在学年は被っておらず、互いのプロフィールを元々は知らなかっただろう)。
なお、豊田有恒によると、「イスカンダル」と言うのは「アレクサンダー大王」のアラビア語読み、との事で、意味は無いんだけど、「実在の名前の別名呼び」で命名するとリアリティがあって面白い、と語っていた。また、彼は同様な例に、ウルトラマンのバルタン星人も、ブルガリア出身のフランス人歌手、シルヴィ・ヴァルタンから取った、と言う話を挙げている(これには異説もアリ)。
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