やっぱ夏アニメは佳作揃い、ってカンジだった。
いや、BS11だと再放送比率が高いんで何だかなぁ、ってカンジ。
そのうち、その辺レビューするかもしれん・・・チラチラ観てるんだが面白いんだこれが(笑)。
以下、今期観てた、あるいは引っかかったアニメ。
原作は漫画のようで、そっちもある程度読んじまった。太宰治は戦闘力はからっきしだが、太宰治の特殊能力は異世界で悪逆非道を行う転生人共を元の世界(つまり現代日本)へ送り返す能力、と言う、これまた異世界転生モノとしては斬新な設定となっている。
久々に小学館の漫画のアニメ化としては良く出来てた、と思う。続編もアリ、だろう。
エルフさんは痩せられない。: またキングレコード制作枠。「キングレコード制作にハズレなし」と言ったように、必ず最低でも「可」を取っていく。ギャグモノとしては良く出来ていた。こっちは異世界から日本へとやってきて「飯が旨い」現代日本の食生活のお陰で太ってしまった異世界人が整体師の指導によりダイエットを始めるが、なかなか痩せれず・・・と言ったような話だ。
これも原作は漫画、だ。
ただ、個人的にはギャグは良かったが、出てくる女がどれもデブ、ってのは相当ツラかった(笑)。気持ち悪い(笑)。ゴメン、俺、デブな女って苦手なんだわ(笑)。
よって、このアニメはある意味デブ専向けで、ホンマ、その辺はダメだったなぁ。性癖には全然刺さらんかったわ(笑)。いや、マジで吐きそう(笑)。アニメとしてはデキがいいだけ、にこの相性の悪さはツラかった(笑)。
俺は全てを【パリイ】する~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~: う〜む・・・。「可」だ。
いや、原作は面白いんだけど、アニメは決して手を抜いて作ってたわけじゃないが、アニメとして見ると突出した面白さにはなってなかった、ってことかな。予想通りに進んで予想通りのトコで終結した、って意味。まぁ、原作をトレースした、って意味だと丁寧に作ってはいるんだが・・・・・・。
やっぱ、一番違和感感じるのは主人公ノールの声なんだよな。以前「この着せ替え人形は恋をする」の話でも書いたけど、原則、タッパがある、ってことは声が太いんだよ。特にノールみたいにガタイがガッシリしたタイプだとああ言う声じゃない、と思うんだ。
その辺、事務所の力関係とかで声優の選び方が歪になってんだろうか・・・ジャニーズかよ(笑)。
ノールってもっと野太い声だと思ってるんだわ。だからアホなんだけど、ボソボソ、しかも低い発声でしゃべるんで「威厳がある」ように誤解される・・・結果、リーンを始めとする周辺の登場人物に含蓄があるようなことを言ってる、と誤解されるのが肝なんでしょ(笑)。でもああ言う「ふつーの若者」の声質だとその辺のおかしさ、ってのが全く伝わらねぇんだよな。
ちょっと、アニメ制作者側も、タッパと声質の関係をもっと考えた方がエエよ。
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで: これも思ったよりイケた。まぁ、「可」だけどな。
ネタ的には例えば「盾の勇者の成り上がり」とか「ありふれた職業で世界最強」の類似作だ。主人公は数人転移されたうちの一人、あるいはクラス丸ごと転生、とかで、モブであまりに弱い職業(スキル)なため、ハブられて・・・的な展開。個人的にはゴチャゴチャしてあまり好きな設定ではない。
っつーか、特に「クラス丸ごと」だと、どうしても基本コンセプトが楳図かずおの「漂流教室」には敵わんだろ、とか思っちゃうんだよな(笑)。まぁ、こっちはタイムスリップモノだが。
いずれにせよ「可」は「可」ではある。
魔導具師ダリヤはうつむかない: これも以前指摘したが、原作は面白いが、アニメはやっぱ弱かった。スローモー展開だし、「どこで終わるつもり?これ」とか思ってたら父親の墓参りだった。そっかー、そっかー、って程度の感想しか出てこなかったわ(笑)。
いや、こういう作品のアニメ化ってムズいよ。単純に「少女漫画枠」的なのを狙ってたのかもしれんが。スローモー展開の結果殆ど「水虫の話」で終わってしまった(笑)。水虫男爵ならぬ水虫アニメだ(笑)。
いや、女性評は、だから変わるかもしんないけどね。ただ、チンコが生えてる生物として言わせてもらうと、う〜ん・・・・とならざるを得ない。
あと、やっぱヴォルフの声だわ。男性アイドルがテーマのアニメのキャラみてぇに声が甲高い、ってのは思いっきり違和感があって・・・女性陣だとこういう声が好きなのかねぇ。
だからヴォルフもガタイがいいんだよ。しかも軍人だ。ああ言う甲高い声、ってのは体格/職業的に違和感感じるんだよな。俺の脳内だとやっぱもっと低くて太い声なんだよ。それで朴訥でしゃべるから「ギャップ萌え」が成立するわけじゃない(笑)。アニメ制作者側、分かってねぇなぁ〜、とか思いながら観てた(笑)。
いや、やっぱり女の子向けアニメ、って前提なの?だったら僕が何か言うのは間違ってるかもしれないんだけど、原作読んでる層としては違和感ありまくりだったわ。
ゴメン。
とまぁ、今年の夏アニメも佳作数作と佳作以下の作品勢ぞろい、ってなカンジ。
夏のアニメはハズレが多い、と言うのが最近「当たり前」と感じるような、そういうクオリティでした。
おしまい。まる。