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マハロ船長の航海日誌2

ワッチ(見張り)忘るべからず

Watch・・・・・「時計」という意味では"ウォッチ"と言いますが、船の世界では"ワッチ"と発音します。意味は、ヨットでは「見張りすること」です。あるいは「当直」という意味になりますが、主な仕事はやっぱり「見張り」ですよね。ゼロヨンワッチという場合、0時から4時までの真夜中のつらい当直になりますね。 

私が初めてクルーザーのクルーになった時、出航中のほとんどの時間がワッチでした。新人クルーの定位置はバウスプリットの最先端。

この場所で、ワッチ(見張り)の重要性を教え込まれた気がします。それとすっかり船酔いには強くなりました。


後年、ある初心者クルーにワッチを命じたところ、はるか遠くの点のような船を見つけて「○時方向に本船いま〜す。」なんていちいち報告してくるので、イラッとしてしまいました。でも、"この子は丁寧に育てねぇとなぁ"とも思ったし、基本重視の姿勢はたとえベテランでも忘れちゃいけないですよね。

ちなみにシングルハンドでのセーリングはハイカットのジブが死角を少なくするのに有効です。
これがジェノアだと、コックピットからだと左半分が見えなくなってしまいますからね。

2023/11/3
ということで、本日もシングルハンドで出航です。

ハイカットジブで視界良好。ワッチもやりやすいです。


湾口の潮がざわついてました。潮の流れが早いのでしょうね。

祝日(文化の日)なので、出ているヨットも多いです。

この時期は、暑くも寒くもなくて、気持ちいいですね〜。


DIYのハイカットジブですが、リーチが丸まってますね。残念!


天気予報では風が弱くセーリングは期待してなかったのですが、実際には3~4mの風があり、シニアヨット乗りのシングルハンド・セーリングにはちょうど良かったです。


ゲストがたくさん乗ってるケッチを見かけました。
江ノ島YHの”やまゆり号”のような気がします。
楽しそう!


あこがれのアレリオン(Alerion)。
ハイスピードで追い抜いて行きました。


夕方に見たシルエットの富士山。何度見ても見飽きません。



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コメント一覧

マハロパパ
帆船時代の見張りはマストの上で新米船員の仕事と決まってましたが、長い航海の後にランドフォール(陸地発見)した船員には、船長からのご褒美が与えられたそうで、きっと目を皿のようにして陸地を探したことと思います。
相模灘を横断するときも、伊豆側から三浦半島は見えにくいのですが、私は発見するのは得意でしたよ。
行燈入道
どんな世界にも、新入りの定番仕事は
あるモノなんですね。他のクルーが
枕を高くして寝ている間、真っ暗な
海をひたすら眺めているのですね。
大変重要だけど、辛く厳しい仕事ですね。
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