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マハロ船長の航海日誌2

諸磯で「トルコ料理の昼さがり」

2023/10/29

トルコ共和国は日本との歴史的交流が深い国で、親日国家と言われておりますが、そのきっかけは"エルトゥールル号遭難事件"と言って、1890年に和歌山県串本町の沖合で沈没したトルコ船の乗組員を、現地の日本人が献身的に救助した出来事です。
95年後、トルコ共和国は日本に対して恩返しをしてくれました。イラン・イラク戦争が続いていた1985年3月17日、イラクのサダム・フセイン大統領が「今から48時間後に、イランの上空を飛ぶ飛行機を無差別に攻撃する」という声明を発表しました。イランに住んでいた日本人は、慌てて首都テヘランの空港に向かい出国を試みましたが、どの飛行機も満席で搭乗することができませんでした。世界各国は自国民を救出するために救援機を出しましたが、日本政府は、航行の安全が確保できないとの理由から救援機の派遣を尻込みし、空港にいた日本人は途方に暮れていました。そんな時、救いの手を差し伸べてくれたのがトルコ共和国です。トルコから駆けつけた救援機2機により、日本人215名全員がイランを脱出することに成功しました。タイムリミットのわずか1時間前のことでした。


そんなこともあったかどうか、諸磯ヨットオーナーズクラブ(MYOC)では、「ターキッシュキュイジーヌパーティ」と銘打ったクラブイベントを催しました。
外海は強めの北風で荒れ模様だったので、出航せずにクラブハウスでのパーティにはジレンマなく良かったのではないでしょうか?


奇しくもこの日はトルコの建国記念日で、共和国樹立宣言日から100年ということで、そんな記念すべき日に「ターキッシュキュイジーヌパーティ」を催したMYOCはトルコ大使館から感謝状をもらっても良いくらいでしょう?(笑)






イベントコミッティ代表のO堀さんは、トルコ料理にも大層思い入れがあるようで、
「トルコ料理というとぐるぐる回転する軸の周りの鶏肉や牛肉をスライスして出す”ドネル・ケバブ”は中東一般にみられる料理で必ずしもトルコ料理とは言えない。」という持論で却下、本日のメニューは
アダナケバブ(羊のミンチと少量の唐辛子と香辛料の串焼き。)
チキンケバブ(チキンむね肉キューブと香辛料の串焼き)
マントゥ(トルコの餃子のようなもの。トマトとヨーグルトのソースかけ)
フムス(ひよこ豆とごまのペースト)
なすとヨーグルトのペースト(焼いたなすの身とヨーグルト、ニンニク入り)
羊飼いサラダ
バクラヴァ(トルコの代表的スイーツ)
という案内があり、「トルコ料理の豊饒な食世界の入り口を紹介します。」とのことでした。
O堀さんご馳走さまでした!


ちなみに、所用で早退させていただいたので、バクラヴァは食べ損ねました。美味しそう!残念!
(イメージです)

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コメント一覧

マハロパパ
ちょっと太めのジイサン様
昔々、ギリシャに旅行したときに、トルコのヨットに招かれ、船名(masayume)入りのポロシャツと短パンを夫婦の分いただき、大変感激した思い出があり、わが家はトルコが好きです。でも、トルコに行ったことはないんですよね〜(^^)
Unknown→ちょっと太目のジイサン
そうですか。。東京の方だと大使館員とかいても不思議はないけど。。クラブイベントに昇華するのは並大抵のことじゃありません。
実に美しい料理の盛り付けに感心してます。特に色合いが素晴らしい。
トルコはつい最近、建国の父のお祝いだったはず。ゆるやかなイスラム、政教分離のイスラム国は友好を持ちたいですね。
マハロパパ
Unknownさん
大使館関係者はいないんですよ。世界各国料理に通じた料理の達人がいるのです。それをクラブ・イベントとして実施する情熱がないとこうはならないです。
エーゲ海クルーズは夢ですねぇ!
Unknown
ここまできれいな料理が並ぶとは、大使館関係者がいるのでしょうか?

奇しくも、私もトルコのクッションで被りましたね!トルコ人は気さくで人懐っこい(ただしクルド人の話をしない限り)。

いつかはエーゲ海つつながるトルコの海でチャータークルーズしてみたいなあ。。。
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