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マハロ船長の航海日誌2

My name is ・・・・・・・

我らがバンドフェットの船名についてまだ書いてないことに気づいたでしょうか?
購入後に船名変更したら発表しようと思ってたのですが、諸般の事情から変更手続きはしばらく先になりそうなので、現在の船名をしばらく使わなければなりません。

その船名は「ゴンベⅢ
前オーナーは、NJYのヨットばかりを乗り継ぎ、このバンドフェットが3艇目。
だからゴンベ3世なのです。

ゴンベ(権兵衛=ごんべえ)と言ったら、私の頭の中に真っ先に浮かんだのが「ゴンベが種まきゃカラスがほじくる」と言う、揶揄するニュアンスがたっぷりと含まれたセンテンスですよね。
(お借り画像)
しかし「ゴンベが種まきゃカラスがほじくる」のゴンベさんは、江戸時代の実在の人で、カラスが種を食うのも苦にせず、カラスが食べる分も含めて余計に蒔いていたため、飢饉のときにもゴンベさんの畑では収穫でき、それを惜しげもなく村人にも分けたという逸話があるとても偉い人だということが分かったのです。
参考リンク先

それから、ゴンベという魚がいるということも初めて知りました。オジサンって言う魚がいるのは知ってるんですけどね(笑)
船の名前だから、魚の名前としてのゴンベが船名の由来かもしれませんね。
参考リンク先
(お借り画像)
ところで、魚のゴンベの由来というのが、これまた傑作で、
ゴンベという魚は背鰭にある棘(きょく)の先端から、糸のようなフサフサの毛みたいな突起が生えていて、それが江戸時代の幼児の髪型である「権兵衛(盆の窪)」に似ているということからついた名前だそうです。(参考リンク先
多分衛生上の問題で、江戸時代の子どもは丸坊主がスタンダードで、オシャレのつもりか自分の子を見分けるためか、チョビッと髪を残す風習があったようです。その一つが「権兵衛(盆の窪)」というわけです。
(お借り画像)


ゴンベに関係ある有名?な歌もありました。
リパブリック讃歌の替え歌
 ごんべさんの赤ちゃんが カゼひいた♪
 ごんべさんの赤ちゃんが カゼひいた♪
 ごんべさんの赤ちゃんが カゼひいた♪
 そこであわてて シップした♪

ちなみにリパブリック讃歌の替え歌はとってもたくさんあって、ヨドバシカメラの「新宿西口駅の前~♪」もこのメロディーを使ってますよね(笑)

この名前の著名人としては、山本 権兵衛(1852〜1933)がいます。海軍大臣、外務大臣、内閣総理大臣を歴任し、「日本海軍の父」と呼ばれた人なんです。本来の名の読みは「ごんべえ」ですが、「ごんのひょうえ」とも称していたそうです。やはり明治時代でも「ごんべえ」はちと格好が悪かったのでしょうか?

いろいろ調べているうちに、だんだんと「ゴンベ」という船名に愛着が湧いてきたような・・・・・




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コメント一覧

マハロパパ
行燈入道さん
山本権兵衛は、英語でサインするときは、Gombayと署名したそうです。
そう書くとちょっと百姓感が薄れる気がします。だからヨットの表示はGombayでいこうかなと思ってます。
行燈入道
パパさんの船だからてっきりプカラニ号かと
思ってました(笑)山本権兵衛さんの名は司馬遼太郎
先生の小説「坂の上の雲」で存じておりました。
作中では「ごんのひょうえ」と表されておりましたよ。
私もゴンベは畑で種まいてる人かと思ってましたが、
意外にも海と深い関係のある名前なのですね。
マハロパパ
ちょっと太目のジイサン様
種を播いたり海軍を育てたり、トンネル掘ったり、権兵衛さんはえらい人がたくさんいるんですね。

島崎藤村は「木曽路は山の中」と書きましたが、今やそんなことはなくなりましたね。
ちょっと太目のジイサン
19日で正真正銘のジイサン、前期高齢者になりました。

さて、長野県では木曽と飯田を結ぶ権兵衛トンネルがあります。

救急医療の現場では南信の患者が木曽へ行こうとしても南アルプスがはだかり何時間もかかりました。(恵那山トンネルでも相当遠回り)またその逆も同様。

住民たちの念願かなってトンネルが開削され、権兵衛トンネルと名付けられました。

めでたしめでたし。
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