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マハロ船長の航海日誌2

余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅺ)

20年あまりのYBM暮らしでは、10艇を乗り継ぎました。
金があるから10艇も乗り継いだのではありません。金がなくて納得いかない中古艇で妥協した結果10艇も乗り継いだのです。俗に言う"安物買いのゼニ失い"です。
今から振り返れば、無理してでも納得のいく理想のヨットを新艇として建造して長く乗っていたほうが良かったのかも?とは思うのですが・・・・・
今更もう遅い!今頃気づいたのか!バッカも〜ん!と、自分で自分を叱ってやりたいです。(苦笑)

しかし、色々なヨットに乗ったせいで、見聞を広げることが出来たのはそれはそれで良かったのかもしれません。(と、自分で自分を慰めている今日この頃であります。)

では、私が乗り継いだヨットを紹介しましょう!

1.ヤマハ17
このヨットは"沈しないディンギー"ですね。そのつもりで、あれこれ物を積まず軽量を維持し、しっかりチューニングして走れば、面白く遊べたかも知れません。当時は物を積みすぎて重くなりすぎていたかも知れません。船底汚れもあいまって、全く走らなくなりました。


2.ジャンカー19
良い設計のJOGミニクルーザー。
セーリングが楽しいと思えた船です。
クラブレースで初優勝したのもこの艇でした。
しかし、なにしろ古すぎで、安全性に不安いっぱい!やむなく売却。


3.オカモト26
岡本造船の建造によるものと思いますが、ステップマリンで綺麗にリストアされたものを購入。エンジンも2GMで、なんの不足もない船なのに何で売ってしまったか?早まった!血迷った!痛恨の判断!写真も無い(涙)!嗚呼!

4.チャンネル・アイランド22
私が買った唯一のモーターボート。12〜15ノットで走るトローラータイプです、それなりに楽しみました。(セーリングヨットの他にもう一艇所有できる経済力があったら、これがイイ!)
でも、やっぱりヨットが良くて、これも売却!


5.ヤマハ24MS
普通のヨットもいいが、機走力のあるモーターセーラーはどうだろう?と思って購入しました。→以前の投稿 
それなりに楽しんでましたが、次の項で書くように、パイオニア9と2艇管理することになり、手放しました。

6.パイオニア9
海賊船時代の年配の知人が、突然「ヨットを買ってYBMのCバースに置きたい。」と言い出し、金は全部出すから運航責任者になってくれないかとお願いされたのです。当時その先輩はタイ在住で、購入交渉から始まり、清水からの回航、マリーナとの契約一切を任され、その後の運航管理も私がやることになりました。あの時断固として断っておけばそれほどあの老船長に振り回されることはなかったのに・・・(ちょっと後悔してます。)
以前の投稿 


7.ババリア39
パイオニア9は本当にいい船で、100%満足していたのですが、あの老船長が「もうちょっとキャビンが大きいチークデッキの船がいいなぁ。カネはある。」と言い出してババリア39に買い換えることに。
これは小豆島から回航しました。
ドイツらしいしっかりした造りの船でしたが、しばらくするとあの老船長は母親の介護に専念するため、船を売却することになりました。→以前の投稿 


8.ソレイユルボン
ふたたび自らオーナーになるべく、購入したのはソレイユルボン。
初代のオーナーが日本一周のため、マストを1m短くした特別製のヨットで、安全性抜群でした。でも、当然帆走性能は劣りますよね。→以前の投稿 

9.ハンター320
母親介護専念のあの老船長が、ある日「介護が完了したので、またヨットを始めたいので協力してくれないか?カネはある。」
今度こそ断ろうとも思いましたが、頼まれると断れない弱い性格なもので、またまた協力することに!
老船長は、見栄えが良くてキャビンが広いヨットが好きらしく、色々探した結果ハンターが良いということになりました。
初期のハンターは色々問題があったようですが、2,000年代のハンターは非常に良い作りで、バックステイのないリグ、ウイングキール等新時代のヨットを感じさせるものでした。→以前の投稿

10.リベッチオ
老船長は、当時は独身だったのですが"青天の霹靂"のような出来事が起きました。
それは"老いらくの恋"です!!!
これについては個人的な話ですから多くは語りませんが、結果的に、愛する若い娘の元に行ってしまいました。(愛の逃避行?)
ふたたび自らオーナーとなるべく買い換えたのはリベッチオ です。→以前の投稿
これまで乗り継いできたヨットの中で、もっとも気に入っていたのはパイオニア9でしたが、第二には間違いなくリベッチオです。
両艇に言えることは"中庸"ということ。すべてにおいてバランスが取れていて、むしろ特徴がないのが特徴と言って良いのかも知れません。
このリベッチオが私の最後のヨットになる!・・・と思っていたのに・・・

(続く)


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コメント一覧

マハロパパ
行燈入道さん
今回の投稿は、懺悔録であり、すごく恥ずかしいのですよ。
でも、時は戻りません。"見方によってはラッキーだった"と思うことにします。
行燈入道
凄いパパさん、10艇も乗り継いだんですか!
様々なタイプのヨットを経験し、酸いも甘いも
嚙み分けた海の男になったわけですね。
私も「金はある」と言ってくれる友人が
欲しかったです。(笑)
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