2023/8/21〜22
Alizé(バンドフェット)で伊東クルージングに行ってきました。
連日の猛暑で、病気持ちの高齢者としては「大丈夫かな?」という不安もありましたが、1泊2日の航海であればいけると判断し、キャプテンT島氏とのダブルハンドで決行しました。
8/21 諸磯ー伊東28マイル このところ船底汚れでスピードが出ないので平均4ノットだと約7時間。9時出港、4時到着と計画しました。(実際には8時50分出港、4時20分到着となりました。)
Alizé(バンドフェット)で伊東クルージングに行ってきました。
連日の猛暑で、病気持ちの高齢者としては「大丈夫かな?」という不安もありましたが、1泊2日の航海であればいけると判断し、キャプテンT島氏とのダブルハンドで決行しました。
8/21 諸磯ー伊東28マイル このところ船底汚れでスピードが出ないので平均4ノットだと約7時間。9時出港、4時到着と計画しました。(実際には8時50分出港、4時20分到着となりました。)
快晴微風の中、諸磯湾を出港。
湾を出ると北東の風がそこそこ吹いているので、すぐにセイル・アップ!
ゴキゲンなクルージングの始まりです。
富士山もちょっとだけアタマを雲の上に出していました。
風の振れにあわせて観音開きにしてみました。
とはいえ、デッドランで走るには少々南に向きすぎ、南に向けるほど黒潮分流の影響を受ける可能性があり、思案のコース取りです。
夏の相模湾の風は、朝のうちは北東の風(陸風)。お昼前後に凪。やがて南寄りの風がそよそよと吹き始めるというパターンなのですが、この日もまさにこのパターンどおりでした。
凪のあと吹き始めた南の風にクローズホールドの機帆走で走ります。
ようやく初島を通り過ぎました。
皮肉なことに、伊東サンライズマリーナ入港準備でセールをおろす頃になってアビームの順風が吹き始めました。この風がもっと早く吹いていれば・・・
伊東サンライズマリーナ港内は風が遮られて静かなもの。
ニュートラルにした途端にエンジンが止まり焦りましたが、難なく着岸。
(翌日の諸磯ではそのような症状はなく、原因不明。アイドリング時の回転数不足か?)
とにかくビールだ!乾杯だ!
銭湯で汗を流します。(汐留の湯350円)
ちなみに伊東温泉には「七福神の湯」という共同浴場があって · 1湯川弁天の湯 · 2松原大黒天神の湯 · 3和田寿老人の湯 · 4毘沙門天芝の湯 · 5岡布袋の湯 · 6鎌田福禄寿の湯 · 7恵比寿あらいの湯.というのだそうで、料金も安いし、今度じっくり廻りたいなあと思います。
駅前まで歩いて居酒屋で一次会の後、マックスバリュ(伊東駅前店)で買い物し、船に戻って二次会。
キャプテンT島氏持参のスパークリングワインで乾杯!
ちなみにシャンパングラスはプラスチック製。絶対割れません!
サッカーの話からスポーツ、政治、経済、教育の話題に及び、若き血ならぬ馬鹿き血に燃える者は次第に酔っ払い、伊東の夜はふけていったのでした。
夜中に雨が降り、蒸し暑い船中泊となり、
朝5時に目が覚めてしまいました。(T島氏は7時起床)
静かな港内です。
サンライズが入道雲に反射して眩しいくらいです。
朝食はマックスバリュで仕入れた簡素なもの。
飲み過ぎの朝はこれで十分ですね。
8時出港。北西の風。真向かいの風ですからクローズホールドで機帆走。
手石島をかわすまでが一番波が悪かった気がします。早めにワンタック入れたほうが良かったかも。
伊豆半島を振り返って見ると、入道雲がスゴイ!
早めの出港が正解かも?
クローズホールド、エンジン2,000回転、速度4ノットでひた走り。
ところで、帆走中はご覧のとおりティラーにはほとんど手を触れていません。
今日は機帆走なので、コースを修正するために時々ティラーを触ります。
西湘方面で入道雲が急成長してますね。
この雲の下は激しい雨が降っているのでしょう。
わが艇Alizéに雨は関係ないと思っていたら、雨雲の動きが活発になってきました。
この雨雲レーダーの画像は翌日のものですが、当日とほとんど一緒です。雨雲は北西に移動していきます。
降雨の可能性が高いですね。
ヨットで困るのは、降雨もさることながら、それに伴う突風も心配なので、早めにセールダウン。
雨合羽を着込んで「いつでも来い!」
しかし、幸運にも雨雲に突っ込むことなく、横をそれて通り過ぎました。(ただ、雨雲のかたまりは一つだけではない事を後ほど思い知らされました。)
風が東〜南西〜南に触れてきたので、とりあえずジブだけ張りました。
諸磯が近づいてきました。
この写真ではほとんど分からないのですが、薄く虹も現れ、無事にクルージングが終了しそうです。
しかし、ドラマのように最後にどんでん返しがありました。
諸磯湾に入ろうすると、真正面から小さな雨雲がこっちに近づいてくるじゃないですか。
(↓イメージ)
一旦引き返して湾外に逃げることを考えましたが、どっちみち雨に濡れるのは同じなので、そのまま慎重に進めば、自バースに着く頃には雨雲が通り過ぎてしまう気がするので(もしダメでもサービス桟橋に一時避難できる)、そのまま進むことにしました。
まんまと予想が的中し、自バース手前で雨はサッとあがり、風はピタリと止みました。
ということで、どんでん返しは360度まわって、ハッピーエンドとなったのでした。