地図のない旅

地図を持たない行き当たりばったりの旅日記です。旅先で触れたこと、感じたことを写真を織り交ぜて綴っていきます。

秩父三十四観音霊場巡礼の旅 三十五番札所 満願の湯

2011-04-28 17:45:12 | ☆巡礼編
秩父三十四観音霊場巡礼の旅の「おまけ記事」です。

秩父第三十四番札所で結願した後、還俗の代わりに「満願の湯」という温泉に行く事にしました。


2011.4.14 


「満願の湯」は、すぐ隣に民営の日帰り温泉があるそうですが、何となく町営の方に行きました。

泉質は、単純硫黄冷鉱泉(低張性、アルカリ性、冷鉱泉)ですが、肌がスベスベになる美肌の湯でした。
小さな内風呂がひとつあるだけの温泉でしたが、こじんまりとしていて、むしろ巡礼の結願に相応しいのではないかと思います。
本格的に温泉を堪能したい方は、隣接の民営の温泉の方が露天風呂などもあるようです。

カメラに悪いので、画像を撮りませんでした。
上のリンクから、HPで見て下さい。

入浴後の脱衣所では、「さっきカメラを片手に歩いていた人でしょう?」と声を掛けられました。
車で通りかかって、見ていたそうです。
秩父三十四観音霊場を徒歩で廻ったと言うと、随分驚かれました。



さて時刻は午後の2時過ぎです。
峠には茶屋も無かったので、何も食べていません。
かなりお腹が減っています。
食堂に行って何か食べようとしましたが、そこに一枚の貼り紙が...。

「営業時間  〇〇:〇〇~14:00 15:00~××:××」

何とやっていないではありませんか!
観音様は、我を見放したぁ...。

何とか食べさせて貰えないかと頼んだら、「ざるそばぐらいならできますよ」との事。
おばちゃんが観音様に見えました。
秩父第三十五番札所 満願の湯食堂と命名します。
休み時間に本当に申し訳ない事をしました。





何の変哲もない、町営温泉の食堂のざるそばですが、とってもとっても美味しかったです。
コシの強い細打ち麺で、タレも実に良い感じで麺に馴染んでいます。
秩父そばですね。
隠れた秩父そばの名店を見つけてしまいました。


パンダは、


にしておきましょう。




さてさて、駅までのバス時刻表を見ると、2:40位でした。
15分位余裕があります。
バス停までの道順を温泉のフロントの人に聞いていたら、先程脱衣所で話しかけてきた人が、「途中まで乗せて行ってあげますよ」と声を掛けてくれました。
「旅は道連れ、世は情け。渡る世間に鬼は無し」と言います。
せっかくの申し出を素直に受ける事にします。

乗せてくれた方は友人と二人連れで、東松山在住の方達でした。
すでにリタイアしている年齢の方々で、話を聞くと色々な場所へお二人で、車で出かけているそうです。
今日は、「満願の湯」に入浴に来たそうです。

結局「寄居」の駅まで乗せて貰いました。
大変助かりました。
旅先のちょっとした出会い。
有り難いものです。

旅先で受けた恩は旅人に返す、それで良いのでしょう。
この先も草加に在住していると、直接恩返しする機会もあるのでしょうが、そうも行かない事情もあります。

巡礼をしようと思った最後の旅先で、人の情けに触れた旅だったような気がします。





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
満願 (ちず)
2011-04-28 21:14:36
まさに巡礼の満願成就に相応しいラストでしたね。
歩き疲れた旅人を労うには、持ってこいの場所。
施設も充実しているようですし、露天風呂も素晴らしい景色の中で気持ちよかったでしょう。
そして、食堂の観音おばちゃんと、送ってくださった二人菩薩(笑)
やっぱり神仏への祈りと共に、人の情けが大切ですよね。
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☆ちずさん (礼次郎)
2011-04-29 03:28:05
はい、映画にしたいようなラストでした
男はつらいよ 情けにむせぶ礼次郎」とかどうでしょう?


満願の湯も、勝手に三十五番札所と命名してしまいました。

『秩父第三十五番札所 人情山 満願の湯寺』相当宗 感謝しちゃった派のお寺です
ご本尊は、食堂のおばちゃん観世音菩薩です


何てね
こういう人との出会いと関わりが心に沁みる今日この頃です。
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