「TARO賞20年」展を見に、表参道の岡本太郎記念館へ行ってきました。
(お庭ではたくさんの岡本太郎さんの彫刻が迎えてくれます。)
山口晃さん、西尾康之さん、風間サチコさんら、TARO賞入選作家20名による展示です。2016年~2017年発表の新しい作品ばかり。小さな展示空間に個性的な作品がひしめいていて熱量がすごいです!
(展示室の熱量がすごい!)
山口晃さんの作品は、円相のなかに岩山や雲や、海や町並みまで閉じ込められていて面白いなぁ…と思いつつタイトルを見ると、「オービタル ランドルト環」。 …あ、円相じゃなくて、視力検査の”アレ”でしたか?!
(「オービタル ランドルト環」 / 山口晃)
個人的に好きなのは、大岩オスカールさんの「太郎さんの犬とシャドウ・キャットの出会い」。大岩オスカールさんの作品に登場する”シャドウ・キャット”と、岡本太郎さんの”犬の植木鉢”の出会いがなんとも可愛らしい作品。でも、なんで家の方から光がさしてるのかな?っと思ったのですが、あぁ、この家にはいつでも太陽がいるんだなぁ。と納得しました。
(「太郎さんの犬とシャドウ・キャットの出会い」/ 大岩オスカール)
(モチーフとなった岡本太郎さんの「犬の植木鉢」もすぐ近くに展示されています。)
(ベランダから覗き込む「太陽の塔」。(「若い太陽」は撮影しそびれました…))
1996年に岡本太郎さんが亡くなってすぐに、岡本敏子さんが取り組んだのがこの岡本太郎記念館の開設と「TARO賞(岡本太郎現代芸術賞)」の創設だったとのこと。敏子さんのエネルギーもこの空間に凝縮されているんですね。
(「Space Wall」 / 西尾康之)
(「サバ景圖」 / 風間サチコ)
常設展のアトリエにも。
(この空間には、金沢健一さんのサウンドインスタレーションが。)
岡本太郎記念館に行ったのは久しぶりだったのですが、仕事終わって疲れて帰っても、アトリエの写真見返すとなんだかエネルギーをもらえるような気分になるのが不思議です。
美術館と比べたら小ぶりの展示室ですが、パワーの溢れる展示、ぜひご覧ください。
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■TARO賞20年 20人の鬼子たち @岡本太郎記念館(表参道)
会期:2017年3月12日(日)〜6月18日(日)
時間10:00~18:00
休館日火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12/28~1/4)及び保守点検日。
但し2017年3月6日(月)〜3月11日(土)は展示替えのため臨時休館いたします。
観覧料一般 ¥620、小学生 ¥310
TARO賞も、おかげさまで20年を迎えました。TARO賞20年を記念して、〝20人の鬼子たち〟が一堂に会する展覧会をつくりました。
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