teamLab.の猪子さんと北野武さんが出演されている DMM.comのCMの舞台にもなっている展示、
に行ってきました。
CMの映像や写真を見ると、とにかく美しいその空間を見てみたいなぁ… なんて思いますが、実際に展示に入ってみると、写真では伝わらない浮遊感とか、柔らかい・冷たいといった感覚を伴った… 美術館で作品を「観る」のとは違う圧倒的な「体験」の展示でした。
(まず荷物を全てロッカーに預け、裸足になって会場に入ります。しっとりとやわらかい通路を素足で歩いていると、すこし不思議な気分になります。)
(はじめの部屋は「やわらかいブラックホール - あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である」という作品。
薄暗い空間の足元は、ビーズクッションのようにやわらかく、歩こうとしても足をとられてまともに歩けません。暗さと思うように歩けない不安感と、やわらかくて部屋のどこにでも身体を預けていいような安心感とが入り混じる、不思議な空間でした。)
以前にポーラミュージアムアネックスで発表された作品ですが、大きさはそのときの約6倍!)
(天井も床も鏡張りなのでどこまでも空間が広がっているように見え、三次元的な光の塊が迫ってくるというインパクトがより強くなっていました。)
(スマホアプリや会場の端末から星を飛ばすこともできるインタラクティブな作品ですが、光が行き来する空間を見ているだけでも十分に楽しい作品です。)
とても美しい作品ばかりなので写真は撮りたくなりますが、むしろスマホもカメラも持たずに身体ひとつで体験したい!と思うような作品ばかりでした。
膝まである乳白色の水の中に入って体験する展示です。スカートを結んで夢中で水の中で遊ぶ…なんていうこと、大人になってからなかったように感じます。)
(鯉同士で干渉したり、人にぶつかると花になったり…まるで自分で意思をもっているようです。足元が鯉の泳いだ軌跡の光でいっぱいになっていく様子がとても美しかったです。)
(この展示室の一角には、ひっそりと「冷たい生命」の映像が展示されていました。美術館で観るのとは全く違った印象になりますね。)
ひょっとしたらヘッドマウントディスプレイとかで見たほうが浮遊感がすごいのかもしれないし、映像そのものも(人の多さを気にせずに)楽しめるのかもしれませんが、やっぱり一緒にいった人と同じ体験を共有できることは大きいなぁと感じました。それをこれだけの大人数が一度にできるスケールで実現されているのがすごかったです。
ドーム状の屋根に季節の花が広がっていきます。床は鏡張りなのでまるで宇宙空間に浮かんでいるような気分になります。)
(寝転がって見たときの浮遊感がすごい!)
(スマホから空間に向かって蝶を放つこともできるようになっていました。でも浮遊感が心地よくて、スマホの画面も見ないままずっと作品に見入ってしまいました。)
作品自体もそのスケールもすごかったですが、実体を持たないデジタルな作品でありながら、それが眼の前にあって、自分が”体験している”と身体で感じられるようにつくられた仕掛けもすごいなぁと感じました。
残念ながらこちらの展示は8月31日で終了してしまいましたが、チームラボの作品は、現在、表参道のGYREと六本木の森美術館で観ることができます。また、9月17日(土)に開幕する茨城県北芸術祭(KENPOKU ART 2016)でも、茨城県天心記念五浦美術館でチームラボ作品が展示されるそうです。
(こちらは、表参道のGYREで開催中の「teamLab: Transcending Boundaries」の展示の様子です。このときの感想はコチラ。)
こちらも楽しみです。
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■DATA
会期:2016年7月16日(土)~8月31日(水)
会場:お台場・青海周辺エリア(「お台場みんなの夢大陸2016」会場内)
(お台場みんなの夢大陸オフィシャルサイト)
http://www.odaiba.com
時間:7月29日~8月31日:10:00~22:00(最終入場 21:30)
料金:1DAYパスポート 一般 2,000円/小中学生 1,300円
※お台場みんなの夢大陸2016共通のご入場チケットです。
ナイトチケット 一般 1,000円/小中学生 500円(17:30~販売開始)
※18:00〜22:00にDMM.プラネッツ Art by teamLabにご入場頂けるチケットです。
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