(写真は横浜美術館コレクション展の "森村泰昌「私の中のフリーダ」シリーズ" の部屋。
「 石田尚志展 『渦まく光』」とともに5/31(日)までなのでこちらもお見逃しなく!)
「今週末はどこへ行こうかな?」
そろそろ週末が楽しみな木曜日。今週末に行ける展覧会・イベントをまとめました。(関東中心)
- 今週末はイメージフォーラムフェスティバル2015 @横浜美術館(みなとみらい)が行われます。上映作品数は東京と比較すると少なめですが、横浜美術館の「石田尚志展」と連動したプログラムなどに注目です。
- メディアアートの巨匠から若手の作家まで、世代を超えた8回シリーズの展覧会「大気(air):旋律(air)」@gallery COEXIST-TOKYO(木場) は30日(土)から開始。面白そうな展示で注目しています。
- 人気の展覧会「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」 @21_21 DESIGN SIGHT(六本木)は今週で終了。その他にも月末で終了の展覧会が多いので、お見逃しなく…
※個人的に気になっているもの・オススメしたいものをまとめています。
※”今週から開始の展示”には、”今週で終了の展示”には、”私が行ってオススメしたいなと思った展示”にはのマークをつけました。 週末の計画のご参考になれば幸いです。
※展覧会の内容および画像は公式HPまたは紹介記事から引用させていただきました。
●イベント●
■ イメージフォーラムフェスティバル2015 @横浜美術館(みなとみらい)
2015年5月29日(金)〜5月31日(日)
作家性、芸術性、創造性の高い映像作品を世界中から集めて上映する映像アートの祭典です。1987年にスタートし本年度で29回目の開催となる日本最大規模の映像フェスティバルです。
横浜美術館で開催中の「石田尚志 渦まく光」 展と連動して、石田尚志がセレクトした映像作品を上映する「横浜特別講座」も開催されるそうです。(特別講座1:光によって延長してしまった遠近法 、特別講座2:光の光、闇の闇)
■ INSIDE PHOTOSHOP @UltraSuperNew Gallery(原宿)
2015年5月22日(金)~6月4日(木)
Photoshop発売から現在までの25年におよぶ歴史と進化を展示で表現。Photoshopが誕生して現在にいたるまでのPhotoshopの各バージョンや機能のアップデートを年表形式でまとめた「Photoshop歴史タイムライン」や、
Photoshopの巨大なユーザーインターフェイスを模した壁の前に立つと、まるで自分がPhotoshopの中に入り込み、切り抜かれているような写真を撮ることができる「INSIDE PHOTOSHOP」、また、歴代のアイコンやツールが手に取れる形で展示されている。 (「ねとらぼ」記事に会場の様子が写真で紹介されていました。)
●展覧会など●
<東京>
■ 「大気(air):旋律(air)」@gallery COEXIST-TOKYO(木場)
2015.5.30(土) - 6.28(日) [月曜休廊]
”空気膜造形”の高橋士郎監修、メディアアートの巨匠から若手の作家まで、世代を超えた展覧会。
この世からあの世まですべての事象を「空気 / 音波(空相)」「液体 / 流体(液相)」「大地 / 素材 / 加工(固相)」「生命 / 感覚 / 寸法 / 時間(この世)」「重力 / 機構 / 構造(重力)」「電気 / 磁気(電荷)」「光波 / 視覚(光)」「記憶 / 認識 / 想念 / 数理(あの世)」という8つのカテゴリーに分類し、アート作品のヒントとして紐解くユニークな試み。全8回で完結する展覧会シリーズの第1回。
出品作家 : 高橋士郎、原田大三郎、山川冬樹、小松宏誠、谷口暁彦、莇貴彦
※ 6月13日(土)18:00-20:00 トークイベント「メディアアートと”現象”の表現(仮)」も。
出演(予定): 馬定延(メディアアート研究者)、原田大三郎、小松宏誠、谷口暁彦、莇貴彦(出品作家)
■ 鈴木崇展「Form-Philia」 @IMA Gallery(六本木)
2015年05月29日(金) - 2015年07月12日(日)
「Form-Philia」とは、形(フォルム)を意味する「Form」と嗜好、偏愛などを意味する「Philia」を組み合わせた造語。カラフルなスポンジを組み合わせてさまざまなフォルムを構築していく「BAU」シリーズ、”影”から輪郭やサイズなどの情報が奪い影本来の持つ意味を超えた新しい構造物として表出する「ARCA」、日本の混沌とした家々の写真をモンタージュして奇妙な風景を創造する新作など。(FASHION PRESSに作品画像あり)
※5月30日(土)17:00~ トークイベント「写真とフォルムの関係性」鈴木崇×布施英利 も。
ゲスト(予定): 鈴木崇(写真家) × 布施英利
2015年5月27日(水)~6月14日(日) [火曜休館]
自らゴム製の着ぐるみを制作・着用する作品を制作し、TARO賞では家畜をテーマにしたインスタレーション「Slaughterhouse-9」で敏子賞を受賞したサエボーグの展覧会。今展でモチーフとなるのは「火」。蛇から生まれた「火ぐるみ」をスーツに仕立て、生物を超えた生命体を生み出すという。初日の5月27日(水)と会期中の土日はサエボーグによるパフォーマンスを開催。(Art Annual onlineより)
■ 深瀬昌久『救いようのないエゴイスト』@DIESEL ART GALLERY(渋谷)
2015年5月29(金)〜8月14(金)[無休]
日本の写真界に大きな影響を及ぼし、2012年に他界した深瀬の、7年ぶりとなる写真展。
タイトル「救いようのないエゴイスト」は、元妻・洋子が1973年発刊の「カメラ毎日」誌別冊に寄稿した原稿の題名。 この中で洋子が「彼の写した私は、まごうことない彼自身でしかなかった」と言い表すように、深瀬はいかなる事物と向き合っても、その先に自分を見つめた写真家であった。展覧会では、この言葉をキーワードに、深瀬の貴重な未発表作品や代表作を展示する。
妻や家族、あるいはカラス、猫など、身近なモチーフにレンズを向けながらも、「自分とは何者か?」という問いを追い求めた深瀬。彼の作品たちは死後もなお謎めき、色褪せることのない魅力を放つ。その作品たちが、一同に集結する展覧会となる。(FASHION PRESSより)
■ 東京写真月間2015 日本写真協会賞受賞作品展 @FUJIFILM SQUARE(六本木)
2015年5月29日(金)~2015年6月4日(木)
公益社団法人 日本写真協会は昭和27(1952)年の設立以来、毎年6月1日「写真の日」を記念し、我が国の写真文化活動に格別な功績が認められた方、優れた作品を発表された方に「日本写真協会賞」を贈り表彰しています。本展では、今年受賞された方々のご紹介と、作家賞、新人賞を受賞された写真家の方々による作品をご覧いただきます。
原 芳市/南川三治郎/石川竜一/中井精也/サイモン・ベーカー/川口邦雄/鍔山英次/白山眞理
■ 野村康生「Topological Landscape」@hpgrp Gallery 東京(表参道)
2015年5月1日 ~ 2015年05月30日
野村は本質的な美の根拠を見つけることを目指し、宗教、科学、また近年では「素数」や「黄金比」といった数学的要素を用い た作品を制作しています。本展では数学・物理学と芸術の融合という壮大なテーマに真正面から取り組み、全く新しい絵画を生み出すことに挑戦しています。
■ 「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」 @21_21 DESIGN SIGHT(六本木)
2015年2月20日(金) - 2015年5月31日(日)
単位で遊ぶと世界は楽しくなる。単位を知るとデザインはもっと面白くなる。単位というフィルターを通して、私たちが普段何気なく過ごしている日常の見方を変え、新たな気づきと創造性をもたらす展覧会。
(私の感想など:
「日常にある「単位」のデザインの美しさを体験する —「単位展」@21_21DESIGN SIGHT (六本木)」)
■ ◯◯◯も◯◯◯も◯◯◯も 展:◯◯◯も◯◯◯といえる@デザインハブ(六本木)
2015年4月17日(金)━ 5月31日(日)
一見デザインとは無関係なものにさえもデザイン的な要素を見いだす「( )も( )も( )も 展」(通称:ももも展)の第2回目の展示。
Carton / 島津 冬樹、SHUKYU Magazine、テニスコート、moleskinerie.jp、快快 -FAIFAI-、権田 直博+N.P.O、星野 概念、村上 慧、地理人、萩原 俊矢、力石 咲
■ Le fil rouge @エスパス ルイ・ヴィトン(表参道)
2015年4月8日(水)〜5月31日(日)
“糸”を使った8人のグループ展
■ミナ ペルホネン展覧会『ミナカケル』@スパイラルガーデン(表参道)
2015年5月20日(水)~6月7日(日)
ミナ ペルホネン20周年×スパイラル30周年記念の展覧会。
2002年に開催した「粒子」、2010年の「進行中」を経て、3回目となる大規模なミナ ペルホネンの展覧会である今回は、これまでの活動と共に、ファッションの領域を越え様々なフィールドでの挑戦をし続けるブランドが標榜する未来をご覧いただきます。
会期中はスパイラルに3つの展覧会限定ショップが登場。アーカイブのテキスタイルを用いたバッグやブローチなどの小物のほか、展覧会の為の特別なドレス、家具やホームプロダクトなど、展示作品と連動した様々なアイテムを販売、ミナ ペルホネンの世界を存分にお楽しみいただけます。
■ 越境のデザイン crossing borders」@松屋 銀座のデザインギャラリー1953(有楽町)
2015年5月20日(水)〜6月15日(月)(無休)
本展では、今までの領域ではカテゴライズできない、コミュニケーションやプロダクト、空間やエンジニアリングという領域を横断する試みに焦点が当てられている。表参道を拠点に活動するクリエイティブ イノベーションファームのtakram design engineeringや、『空気の器』がロングヒットを続けるトラフ建築設計事務所などが出展する。(TimeOutTokyoより)
■ オープン・スペース 2015 @ICC(初台)
2015年5月23日(土)—2016年3月6日(日)[月曜休館]
メディア・アートにおける代表的な作品、先端技術を取り入れた作品、批評的な観点を持つ作品、さらに研究機関で進行中のプロジェクトなどを展示。作品を楽しむだけでなく、その背景にある現代の多様化したメディアやコミュニケーションの在り方、現代社会における問題、未来への展望や、さらに新しい感性や美意識について考えるきっかけとなることをめざしている。
岩井俊雄, 菅野創+やんツー, スズキユウリ, セミトランスペアレント・デザイン, 高谷史郎, グレゴリー・バーサミアン, 平川紀道, Filament(Sachiko M,大友良英), ビル・フォンタナ, 藤幡正樹, 和田永
■ 東京大学駒場博物館 特別展 『境界を引く⇔ 越える』@東京大学駒場博物館
2015年4月25日(土)~6月28日(日)
顕微鏡絵画ワークショップを通して共に生きる社会における科学・技術について考えるIHS教育プロジェクト3「科学技術と共生社会」の成果展。
画家の池平徹兵氏をインストラクターに迎え、昨年度開催した「顕微鏡絵画ワークショップ」では、顕微鏡から生み出された画像を、様々な事象について不鮮明 であった「境界」が科学の発展に伴って明確にされてきたことを象徴するメタファーとして捉えています。そして、多様な身体を持つ人々が、顕微鏡画像を共に 見て、描き、1つの作品を作るという営み全体を通して、健康と病気、健常と障害、男女など、人の間に引かれた様々な「境界」を、再び混沌とした環境におい て問い直そうとする営為を表現しています。
2015年4月24日(金)〜7月5日(日)
森美術館で開催される「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」に呼応する形で開催される本展。美術の中でも、重要なテーマとして取り上げられてきた「線」の表現に着目し、ドローイングや書道、抽象絵画など、様々な造形芸術を「線」という視点から取り上げている。 (FashionPressより)
■ スー・ブラックウェル 「Dwelling -すみか-」@ポーラミュージアムアネックス(銀座)
4月29日(水・祝)-6月14日(日)
イギリス・ロンドンを拠点に活動する、おとぎ話や民話をテーマにしたブック・スカルプチャー(本を素材とした彫刻)という独自のスタイルで表現するアーティスト、スー・ブラックウェルの個展。
■ シンプルなかたち展:美はどこからくるのか @森美術館(六本木)
2015年4月25日(土)-7月5日(日)
「古今東西の「シンプルなかたち」約130点を9つのセクションで構成します。古くは先史時代の石器から、現代アーティストによるダイナミックで先鋭的なインスタレーションまで、地理的なひろがりと歴史的なつながりを示しながら展望し、時空を越えた普遍的な美を描き出します。」
南條史生館長によるキュレーション。
■ ミラー・ニューロン @オペラシティアートギャラリー(初台)
2015年4月18日[土]─ 6月28日[日]
上野の森美術館の「ネオテニージャパン」 などの「高橋コレクション」。
草間彌生、舟越桂、名和晃平、Chim↑Pom、荒木経惟、会田誠、束芋、奈良美智、蜷川実花、森山大道、山口晃、横尾忠則ら52作家、約140点の作品を展示。(CINRA.NET)
2015年3月25日(水)~6月29日(月)
日本では2002年以来の本格的な回顧展。
2015年4月11日(土)―6月28日(日)
4名のキュレーター(東京都現代美術館、国立国際美術館、シンガポール美術館、クイーンズランド州立美術館|現代美術館)の共同企画として、アジア・オセアニア地域のアーティスト18名の仕事を通し、他人の時間に向き合う手掛かりとなる作品を紹介。
<神奈川>
2015年 3月28日(土)~5月31日(日)
昨今、現代美術および映像の領域で大きな注目を集める石田尚志にとって初めてとなる大規模な個展です。絵画制作のプロセスである「絵を描く」という行為そのものに着目し、それを映像メディアによって作品化。
(私の感想など:
「空間へあふれる光と色彩に包み込まれる -石田尚志「渦まく光」@横浜美術館」)
■ セザンヌ―近代絵画の父になるまで @ポーラ美術館(箱根)
2015年4月4日(土)-9月27日(日)
ポーラ美術館に所蔵されている9点のセザンヌの作品にくわえ、国内に収蔵されているセザンヌ作品を集めて、「近代絵画の父」になるまでにセザンヌがいかに歩みを進めたのかを、同時代の芸術家たちとの交流や対話を跡づけながら検証。
2015年3月21日(土・祝)~8月30日(日)
竹を主な素材として用いた音の出る作品「サウンドオブジェ」を制作しているアーティスト。
自動演奏する15種類の竹の打楽器が約20点展示される『Sound Forest』、5種類の管楽器が自動で様々な音を奏でる『Sound Garden』、サウンドオブジェの影がスクリーンに映し出され、時間と共に変化する影絵と竹の音を体感できる『Sound Theater』の3つのインスタレーションで構成。
■ 鎌倉からはじまった。1951-2016 [PART 1]@神奈川県立近代美術館 鎌倉(鎌倉)
2015年04月11日 ~ 2015年06月21日
日本で最初の公立近代美術館として開館した神奈川県立近代美術館。
2016年1月末をもって鎌倉館の展覧会活動に終止符を打つことになりました。
これまでの鎌倉での活動を振り返り、「鎌倉からはじまった。1951-2016」展と題して、所蔵作品を中心に三期に分けて紹介いたします。
第一弾となる「PART1: 1985-2016」では、鎌倉別館が開館して二館体制になった1985年から、葉山館が開館して三館体制になってから現在までの鎌倉館で開催した展覧会を取り上げます。
<千葉>
■ ロマネコンティ・ピクニック EAT & ART TARO -美味しいの探し方- @市原湖畔美術館(市原)
2015年3月14日[土]〜5月31日[日]
美味しいものってなんだろう?「ロマネコンティ・ピクニック」展はその言葉の意味を深く考えるための、高級ワインとピクニックの物語。
EAT&ART TAROが食に関する作品を作りだすようになったはじまりから今、の展覧会。
<群馬>
■ 小泉明郎 捕われた声は静寂の夢を見る @アーツ前橋(前橋)
2015年3月21日(土・祝)〜2015年6月7日(日)
声にならない声。意識の下に眠る感情。小泉明郎の作品を見ると、そうしたものがささくれのように突き刺さってくるような感覚をおぼえます。私たちの身体と精神はどのようにして〈人間〉を形作っているのか。彼は、ドキュメンタリーや映画とは異なる映像表現によって、私たち〈人間〉の営みを捉えます。
今週も素敵な週末がすごせますように♪
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