前回の時とそれほど時間が経っていないにもかかわらず、ヒアシンスの成長は速いようで根が順調に伸びてきて5cm程度になっています。根の様子が丸見えの水栽培のよいところでしょう。植物の力を感じることができます。
このような様子は学校でも見たような気がします。が、何度も言うようですが、咲いた光景は記憶になく、水あかの残った空のポットが並ぶ教室風景が思い出されます。植物嫌いだったから失敗したのか、失敗したから植物から遠ざかったのか、今では謎と言う他はありませんが、今はこの球根が美しい花を咲かせてくれることを願うのみです。
ヒアシンスと言えばギリシャ神話を思い浮かべます。
美少年ヒュアキントスを争ったアポロンと北風。ヒュアキントスはアポロンを選んだため北風は荒れ狂ってアポロンの投げた円盤を吹き飛ばす。円盤はヒュアキントスの頭に当たり彼は絶命する。嘆き悲しんだアポロンはヒュアキントスをヒアシンスの花に変えた。今でも春になるとアポロンの悲しみを刻んだ紫色の花が咲く。（諸説あり）
そんな物語を想像すると、なおのこと春が来て美少年が再生するのが待ち遠しくなります。∎
Panasonic/LUMIX LX9