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弦の張り替えとピュア・ブリランテ

2007年06月27日 | チェロ
今夜は1,2番弦を張り替えた。3,4番弦は1月に張り替えたばかり(笑)なのでそのまま。一応,これで4本ともヤーガーのドルチェとなる。

さて,どんな音になるかと楽しみにラーセン・ソロを取り外しドルチェを巻き上げてみたが,何か変。よく見たらA線とD線を間違えていた。やばい。気が付かなかったら弾く前に切れたたかも(笑)。初顔合わせの絃を扱うときは気を付けないと(というか注意力の問題だろう)。

さて,無事張り替えが終了し,チューニング後弾いてみると想像したとおり地味。C線からA線まで均質な音は得られるのだが,どこまでも奥ゆかしい音だ。ラーセン・ソロの明るい音が恋しく感じたが,弾いている内に早くも耳が馴染んだのか,これはこれでいいように思う。特に金属的な雑音が少なくなったのは有難いし弾きやすい。これはピュア・ブリランテも一役買っているかも知れない。

ピュア・ブリランテは大石さんから教えてもらって購入。1個C線に装着したのだが,幾分音が落ち着いてきたいたように思う。それが今回すべての弦をドルチェに揃えてさらに落ち着きを増してきたように感じる。
うたい文句にあるように「ノイズを消し,クリアな音」になったかどうか,また,「音の響きは押さえない」かどうかは,実験データがあるわけではないので何とも言えないが,金属音が,文字どおり,なりを潜めたのは事実だ。ただ,あくまでも感覚的な問題だが。取付位置にしても,いろいろと試行錯誤してみる余地がある。
(写真はC線に取り付けたピュア・ブリランテ。弦は張り替え前。現在は飾り糸は全部グリーン)


3 コメント

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ピュアブリランテ (Leaf)
2007-06-28 00:27:57
私も持ってます!GとC弦用。でも、「わ、ノイズが消えた」という感覚はまだなくって、どこにつけるか、まだ考え中です。G弦は今、スピロコアを使用しており、楽器とかなり相性がよく、金属音も雑音もしません。。(この弦が一番好きです)雑音だらけのC弦にピュアブリランテをつけてみようかな・・・と思って出してきたら真っ黒になっていました。磨かないと・・・。
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re: 弦 (Mike Oishi)
2007-06-28 01:06:26
ISISさん

久しぶりにCelloの話題。嬉しい限りです。実は、私もAll Jargerに張り替えてから、6ヶ月目でSchumannの小曲を弾いて、トロフィを貰っちゃったので、最近気分転換にほぼ全ての弦を装着して、2台のCelloに張り替えては、試奏を繰り返し、研究しました。すると
結局、弦の性能や個性は、箱側の相性とのmatchingによることが分かってきました。

これは、箱側の表板-Spruceの薄さとSound Postの位置、Bridegの種類に起因します。

ちなみに私の例をご紹介します。

Cello # 1(Michele Ashley 1997-Gofriller copy)
A-Larsen solo
D-Obligato(D弦のみ音が大きく優れています。)
G-Dominant Silver-Mittel
C-Dominant Silver-Weich

Cello #2 (Albert Guerra 1951-copy)
A-Helicore Steel/Titanium(Larsenより明るい)
D-Helicore Steel/Titanium(同様に明るい、音量大)
G-Helicore Tung/Silver(Spirocore並みの性能)
C-Helicore Tung/Silver(Silverの為,金属音は、無)
(4弦セットで、Jargerより安価なのは、魅力)

現在は、2台(一台を会社にもう一台を自宅で)の練習
に使用しています。各一時間ずつ練習。

金属弦と樹脂弦は、左手のTOUCHも異なり、樹脂弦の方がGUTに近く、左手の反応が少し遅く音の出方もふわっとでます。金属弦の方が反応が早いのと弦が細い為、扱いやすく、比較的、上手に聞こえます。

Steven Isserlisが、教えてくれたのはこのことだと思います。Gut弦にすると左手の感覚や、弓圧なども
ことなるので、良い音色になるまで、半年くらい掛かると書いていました。

色々ご紹介しましたが、参考まで。
PURE BLILLANTEは、重さの異なる錘があり、私は、上記の組み合わせだとWOLFもないので、附けていませんが、C弦には、12g, G弦には、9g, D弦には、7gが最適だと発明したNew MexicoのDavidさんから聞きました。ちなみに見附さんは、米国から輸入して販売されているだけです。

以上

大石
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ピュア・サウンド (isis)
2007-06-29 01:30:59
Leafさん,

ピュアブリランテが真っ黒とは(笑)。ピュアじゃなくなっちゃったねえ。。。でも,雑音が出ていないのなら大石さんのように付けなくてもいいのでは?
もし,付ける場合は楽器の上に落とさないように気を付けてくださいね。


大石さん,

いつも詳しいコメントをありがとうございます。
最近は仕事の影響でレッスンにも行けず,チェロの話題が壊滅状態でした(笑)。大石さんの環境がうらやましいです。着々と研究,整備されていますねえ。2台のチェロの間を往復して,それぞれに細大のケアをされている様子が窺えて参考になります。(お陰でこのブログも評価が上がるかなあ。。。)

見附工業。どおりで商品に詳しいテクニカル・データが無かったわけだ。もう少し,しっかりした取扱説明書がほしかったですね。
私の場合,取付前に雑音が出ていたパッセージが雑音無しで弾けるようになったので効果はありとしたのですが(急に腕が良くなるわけはないだろうから(笑))。もう少し,私にもピュアなサウンドを求める研究意欲があるといいのですが(笑)。。。
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