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電子ピアノの修理

2024年07月29日 | 洋琴アルバム
電子ピアノを家電と捉えていた私は10年はもつものと考えていました。ところが、その半分にも満たない最近、謎のノイズが時々出るようになりました。
ノイズというよりもブツっという瞬間的な音で鳴った途端に消えるのですが、ものすごい音圧で耳が痛くなってしまうほどです。電線が突然切れたのではないかと思われるような音です。

発生は不意で、かつ、特定のキーではないのでまったく予測不能です。全然、発生しないこともありますし、一日に4、5回発生することもあります。従って、非常に心臓に悪い事象です。念のため、プラグを差替えたり、電源系のコードの接触を確認してみましたが不良はありませんでした。


自分の経験知では手に負えないので、先日、購入店に連絡をしたところ、すぐに修理を手配され、本日、拙宅で修理となりました。
症状を詳しく伝えたところ、基板またはそこにデータを送る鍵盤のセンサーの不具合ではないかということになりましたが、再現性が不明なので、鍵盤センサーの不良と狙いを定め、キースイッチ基板一式を交換することになりました。

さすが技術者の手際よい作業で、見る間にピアノが開腹?されて鍵盤も取り外されました。



電子ピアノの天板などを取り払うと、鍵盤の奥の左右のスピーカー(下向き)、やや左寄りに基板が見えてきます。アコースティックピアノならハンマーやピアノ線があるところです。不思議と言えば不思議な静謐な空間。私は毎日この基板に向かって音の信号を送っていたわけです(笑)。



楽器本体から下ろされた鍵盤が寝かせられて裏面を見せています。なんだか精緻な感じとともに機械装置感があります。私が連想するのは「編み機」だなあ。音を編むのだし(笑)。
奥の茶色の板が鍵盤下に取り付けられていたキースイッチ基板の裏側で、これを新品と交換しました。

作業は30分ほどで終了しましたが、はて、直ったかどうかはしばらく弾きながら様子を見なければ分かりません。
修理後の今日は発生していませんが、少なくとも1週間程度は要観察と思っています。再度、発生すれば悪夢ですね。
さて、結果やいかに。

Nikon D5600 / AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6 G VR II


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