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サンマルティーニの座学

2016年09月09日 | チェロ
 サンマルティーニのソナタを復習しはじめたのは少し前に書いた。この曲はあまり気が乗らない曲だったことを書いたが、今ではしだいに変わってきた。この曲は、ハイポジションあり、フラジオあり、アルペジオあり、ハ音記号あり、弓の使い方が多様であるなど、総仕上げとしてよい練習になる。このソナタを復習して、いよいよスズキに決別しようか、と(笑)。というよりも、いつものようにこの曲でリハビリしながら時間が過ぎてゆく、という結果になるだろうことは想像がつく。

 今のところ、第1楽章前半が蘇った。ところが、親指ポジションでニ長調で降りてくるフレーズができない。できなかった箇所はそのまま保存されている(笑)。さらに、後半部分で頻出するハ音記号はほとんど音にできない。ここもかなりよく冷凍保存されている(笑)。弾く以前に解読から始めなくてはならない。シャンポリオンの苦労である(笑)。
 このソナタはいつまでたっても難しいことに変わりはなく、三度目の挑戦になる今回も、正直、自分の技術と楽器に正面から向き合うことになるだろう。やはり、あまり気が乗らない(笑)。

Sarmmartini Cello Sonata in G major played by Esther Yu

この曲は「レッスン名曲」だけにYoutubeにも少なくありません。古いですが、この演奏が気に入っています。


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