弓の毛替えの回の続きです。
久し振りにお茶の水に来たので聖橋の様子を見てきました。
前回同様、お茶の水橋から眺めてみると、聖橋の工事はひと段落し駅舎の工事に入っているようすが窺えました。しかし、風景にはあまり変化がありません。神田川に張り出した工事用の桟橋には現場事務所が増えています。
聖橋の向こうには今までなかった高層ビルが立ち上がっています。変わりゆくのは聖橋周辺だけでなく、取り囲む地域全体で大きな変化が生じてます。これからも風景が落ち着くことはないでしょう。
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お茶の水に限らず、日本中の駅前の風景が変わっていきます。たいてい、どこも似たような風景になっていきます。バリアフリーや快適で安全な環境に改善されるのは歓迎すべきですが、ツルツル、ピカピカな環境になっていくであろうことは明白で、年寄りには住みにくい世界になっていきそうです。
そんなことを言っても、私が慣れ親しんだ風景も変遷途上の風景だったのだろうと考えると、明治時代の御茶ノ水駅だって江戸時代の人から見たら軽薄、ツルピカに見えたかも知れません。古けりゃいいというものではありませんが、あまりにも変化するのもなあ。
このスピードで行くとやがてビルの上にビルを建て、地下の下に地下を掘るような都市作りになるのではないでしょうか。
シンギュラリティのその先まで、行きつくところまで行くのかな、東京は。それまで私は生きていないからいいけれど(笑)。
Panasonic/LUMIX LX9