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ヤーガー・ドルチェに張り替え

2007年01月19日 | チェロ
先週購入したヤーガー・ドルチェのC,G線をやっと昨日交換しました。もちろん,このメーカーの弦は初めて使用するのですが,ドルチェという「甘い」言葉(笑)に期待が高まります。

この弦は,3,4番線ともスピロコアよりだいぶ太いです。早速,1本ずつ交換です。調弦して弾いてみると確かに柔らかい,丸い音がします。しかも音が小さい。ハリがあって大きな音がしたスピロコアに慣れた耳からはマットというか艶消しな音に聞こえます。もちろん,1,2番線のラーセン・ソロと比べても音色が沈みます。

これは失敗したかな,と思いつつ弾き続けてみると,音は確かに柔らかいのですが,結構締まった男性的な音がします。スピロコアが華麗だが拡散傾向のある音なのに対してこちらは収束する音に聞こえました。だから,例えば,C,G線が頻繁に出てくるドッツァーのエチュードの2番を弾いてみると,音自体が楽に出てかすれることも少なくなったように思います。

上の2本と下の2本の性格が全然違ってしまうのですが,これはこれで悪くはないと思います。上が伸びて,下が締まっている,というわけです。これなら弓を変える必要もないかも(笑),と思わせるヤーガーでした。

楽器の個性に応じて弦を合わせていくのが弦を選ぶ面白さでしょう。古くて壊れそうな私のDerazeyにはドルチェが合うのかも知れません。しばらくこの弦と付き合って見たいと思います。(写真は取り付けたJarger Dolce(緑色))

3 コメント

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re: Mirecourt産 (Mike Oishi)
2007-01-20 06:58:34
isisさん
おめでとうございます。やはり箱がフランス製Mirecourt産だと反応がしっくりくるというか
かすむmatte系のハスキーさをかもしだすんでしょうね。音がちいさいのは、Jargerの特徴で、Jullian Llyod Webberの音です。少しでも大きくする方法が
あります。9gram(G), 12 gram(C)の真鍮の錘をつけるのです。するとG,Cの開放弦、1,2 POS.は勿論、ハイポジでも大きくなります。
また、D弦にも9GRAMをつけ、合計3個つけても効果有です。http://www.vcyoyo.ecnet.jp/sub78.html
にて販売しています。少し高いですが、アメリカ製で、$18.くらいします。3個まとめて買うことをお勧めします。ちなみに私は、6個飼いました。

また、駒のことについて、長谷川陽子さんに聞いたところなんとblogで返事をもらいました。
光栄であります。

http://yoko-hasegawa.com/blog.html
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 (isis)
2007-01-20 09:55:12
大石さん,

さっそくコメントありがとうございます。
そう言えばロイド・ウェッバーがこんな感じでした。遠くから聞いていないのではっきりはしませんが。今度録音してみようかな。

ピュアブリランテという小物は便利そうですね。ここのページは金属オタクのような(笑)。。。録音の結果によって試してみようかな。

長谷川さんのブログでは大石さんのコメントが自然に収まっていますね。長谷川さんの好感度アップですね。でも,ベルギー駒って細い方じゃなかったっけ。
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re: Tailpiece (Mike Oishi)
2007-01-23 01:11:15
isisさん

Blogの添付Mirecourt製のCelloの写真を拝見しますと
Tailpieceが、French型、Finetuner付、Rosewood紫檀
と美しいshapeですね。実は、私も最近、ドイツのDick社からTempel社製のRosewood, French型を仕入れ、装着したばかりです。気が合いますね。木は、紫檀の色が渋くすきです。しかし、isisさんのTailpieceは、French製の高級なHarmonie社のものだと思います。紫檀の色が濃く、美しい。

また、長谷川陽子さんのBlogの説明は、FrenchとBelgianの写真が逆で、説明も骨太の低音が響くのが、French,華麗繊細な高音を出すのがBelgianです。
しかし、彼女にこの間違いは、指摘できませんね。
いいおじさんでいたいですよね。

私も昨日、JargerのC弦Silver-Mediumを付けてみました。するとやはり、弦が太すぎて弾きにくいのと音が
小さいので、また、Spirocoreに戻しました。
これは、好みですが、飽きたら、また変える楽しみにしていく喜びでしょうか?

私の推測では、isisさんのFrench駒とJargerのC.G.弦
とでは、French駒の特徴である低音を生かすのだと思います。実例で、長谷川陽子、藤原真理、Jullian Lloyd Weberは、全てFrench & Jarger 愛用者です。

ブリリアント真鍮おもり、わたしは、先日、Isserlisのコンサートにご一緒した時に、試供品として、7gramの錘を持参していましたが、当日、お渡しするのを忘れました。来週、成田に行きますので、成田からお送りしますので、住所をご連絡ください。

Wolf toneを消す働きと、D,G弦を更によく響かせる
働きをもつ錘で、取り外しが弦をはずさずにできる
ワンタッチ型で、便利です。日本円では、倍の価格に
なっていますが、私は、$15.だったので差し上げます。

大石



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