
チェロを始めてから深爪になりましたが、その爪がいっそう短くなっていき、最近では自分史上最深爪となっています。
これは押さえ方を修正したからだと思います。指の指板に対する角度が寝ていたのを垂直にしましたし、ビブラートも大きくしています。今までの深爪程度ではできません。
また、弦を押さえるためですから、左手の爪だけでよいのですが、バランス上右手も深爪しています。ただし、弓を持てればよいので左手ほどではありません。
爪を切る間隔も短くなり、週2、3回は切ります。手の爪は少しでも伸びると気になり気になりますので、そうなる前に切ってしまいます。
爪切り で大まかにカットし、その後で専用のヤスリで形を整えるのは従来どおりです。特に変わったことはしていません。単調で孤独な作業ですが、一種の儀式のように気持ちを整える効果もあるような気もします(笑)。
爪が短いと実生活では困ったことにもなります。床に落ちた紙が掴めない、小さなネジが掴めないなど、細かいものを扱うことが困難になります。不器用、老人性乾燥肌と相俟って、今でも事務仕事には指サックが手放せません(笑)。
そう言えば、昔は小指の爪を伸ばしている人が多かったと思います。爪で牛乳瓶の蓋を器用に開けてたりしました。今では、爪で開ける人も牛乳瓶自体も絶滅したか絶滅危惧状態のように思います。(あれは何だったのでしょう)
それはともかく。
最近は視力の衰えがひどく、目測を誤って切りすぎて痛い目に遭ったり、ヤスリの精粗を間違えたりして、爪切り作業もやり辛くなってきました。楽器と最も密接に触れる指先ですから、これからも、大事にしていこうと思っています。
(写真)私の左手。いかにきれいに爪を切ってもチェロが上達するわけもなく「ぢっと手を見る」(笑)。
Nikon D500/AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G