かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

出口調査で学んだこと

2021年11月01日 | 今日こんなことが
選挙に行った。

特に決まった支持政党があるわけではないので、投票前には、新聞で各党の公約一覧表を見たり、政党マッチングアプリというのがあるのを知り、2サイトほど眺めてみたりして、誰に、どこに、投票するかを決めた。

今回は、コロナのことがあって、国の対応を考えさせられる機会が多かったせいか、投票するにあたっては、自分的にはこれまでよりも色々と考えをめぐらした。
よいことだと思う。

朝7時台に投票に行ったら、地元テレビ局が出口調査というのをやっており、声をかけられたので、協力した。
初めてだ。

タッチペンだけを手渡され、30代男性の調査人が手に持ったままのタブレット画面に示される選択肢をタッチをしていく。

設問は、年代、性別、投票した候補者と政党、どの分野の政策に重点を置いて選んだかなど。

答えている最中は、調査人は画面を覗かないようにしている様子だった。

ところが、すべての設問に答え終わって、最後に答えた内容の一覧表が示されたときだった。
最後に確認のOKボタンをタッチする前に、「ありがとうございました」とアンケートを終了させられてしまった。

タブレット画面は、私がどんな回答をしたのかが一目瞭然である。
彼が回答内容を変えようと思えば(そんなことをする理由はないが)できる状態のままである。

なぜそこで、「ちょっと待て、まだ最後のOKボタンを押していないぞ」と彼にストップをかけずに、タッチペンを返してしまったのか?

相手のやり方自体も悪いが、つい、自分を責めてしまうたちである。
しばらく後悔と苛立たしさに、心がさいなまれた。


その場の空気、相手の気迫のようなものに押されて、反射的に思っていることとは違う行動をしてしまうことがある。
あとでじっくりよく考えると、その時とった行動とは違う行動をとりたかったと、イラついたり、色々と理由を考えたりして自分を納得させようとするが、きっとこういうこときはかなり精神的ストレスが自分にかかっていると思う。


選挙会場は自宅から歩いて数分の小学校であったが、すぐ帰宅せずに、1時間ほど公園を歩いた。
お気に入りの公園の空気を吸って、ウオーキングすれば気分が晴れるかと思ったが、そうでもない。
よっぽど小学校に戻って、あの調査員に文句を言ってやろうかとも考えたが、幸か不幸か歩き疲れたので、そのまま帰宅した。

朝一番に投票を済ませ、ウォーキングもしたので、ホットケーキを焼いた。
遅めのご褒美朝ごはん。

その後、ゆっくり新聞を読んだり、針仕事をしていたら、少し気分が落ち着いた。

針仕事は、私にとっての瞑想、写経のようなものである。

朝ごはんが思考力には重要であることも、やはり確かなことなのである。

相手の気迫にのまれたり、悪い気をもらわず、健全にマイペースを保つには、エネルギーを消耗せずに、あるいはきちんと補充しながら、自分から先に気を出す・・・これも重要だな。







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