はー、腰が痛い。
やっぱりもうチェロ担ぎはムリやわ。
合奏練習そのものはそれほどハードじゃなかったけれど、もう、背中が鋼鉄のように固まって痛い。
なんだか本番はもう出なくてもいいやって気持ちになっている。
昔と変わらない懐かしい仲間に会って音を合わせたけれど、音程の悪さも相変わらず(笑)
まあ、それはそれ。
これはこれ。
ただ、へ〜っと思ったのは、昔と違って冷静に弾いている自分に気づいたこと。
後輩たちの弾いている最中の腰の座ってない感じ、つい熱くなって突っ走ってる感がわかって、そのぶん、自分が冷静さを保っていることを感じられたことに少し驚いたし、それは喜ばしく、良かった。
もちろん、単に冷めているというのではない。
これが、師匠が常々言っていた、一歩引いて自分を見つつ弾くという感覚に違いない。
その変化がわかっただけでも、行った甲斐があると思った。
練習した母校の校舎内は、外観こそ変わっていないが、中は綺麗に改築されて、セキュリティシステムでガチガチになっていた。
オープンで雑然とした部室や、階段の踊り場などでいつでも自由に弾けたのは昔の話。
そんな事情で、学生たちの練習量は格段に減って、技量の低下が甚だしいのだと、今でも学生オケに賛助演奏しているというMさんが嘆いていた。
彼女は昨年の豪雨で被災しており、今も仮住まい状態。
ピアノは泥につかり、自分の楽器が無事だったことは唯一の心の救いになっていると言っていた。
短い時間ではあったけれど、学生時代のことを思い出しながら蔵の街を歩けた。
あれから何十年もたっているというのに、あの頃同様、当地に住みながら、週末にちょっとぶらついているのだという錯覚に陥った。
不思議だけれど、いつでもウェルカムな空気が嬉しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます