馬車馬女子会

サイレントチェロを譲ることにした。
Ｈ子ちゃんのもあわせて二台。
ちょうどチェロ女子仲間二人が欲しいと手をあげてくれた。


引き取りにきてもらうついでに、他の仲間にも声をかけて、自宅でランチパーティーすることにした。


前日から具合の悪かった患者さんを、朝見送ってから、急ぎスーパーで買い物をして、５人ぶんの食事を用意。


自宅に人を招くとなると、部屋の片付けもやることになるからよい。
何を作れば喜んでもらえるか考えるのも楽しい。

しかも、女子会だと、食後のお皿洗いなんかも皆でちゃちゃっとやってもらえて、皆が帰ったあとの台所は洗い物の山なんてことにはならず、ホスト側としては楽チンなのだ。


普段は終電がなくなる時間まで、あるいは、日本にいながら地球の反対側の国の就業時間に合わせて、それこそ「馬車馬のように」働いているという彼女たち。
そんな毎日をすごしながらでも、チェロを弾きたいという欲求に、夜中でも練習できるサイレントチェロを譲ることができてよかった。

地方で暮らしているワタシやＨ子ちゃんは都会にいる彼女たちに比べれば、練習場所にそれほど困らないし、年を重ねれば、みずから命を削るような働きかたはしなくなる。


用意した食事は、ほぼ完食。
今回のおもてなしで、半年ぶんくらいの野菜をたべたと喜んで帰っていった彼女たち。


こんなんでよかったら、いつでもどーぞ。