「しD4DJ 山手響子 コスプレ衣装のぶこっち向いて」
「え、うん」
「目つぶって」
「あ、はい」
唇が触れ合う。簡単なただ触れるだけとキス。
なぜ私はこんなにも落ち着いていられるのだろうか、多分それは響子だから。
「しのぶ、好き」
「え」
「好き、しのぶのことが誰よりも」
「…………」
「だから付き合って」D4DJ 新島衣舞紀 コスプレ衣装
告白したのはアタシからなのに……響子はなんで
「はい」
「帰ろ」
「うん」
「ねえ、響子なんでさっきキスしたの?」
「そんなの決まってるよ」
「???」
「『This is 革命者』だからね」
「なっ……!!!」
「これからもよろしくね」
「…よろしく」
ホントに響子はどこまでカッコよくなるつもりなんだろ……笑
いつまでもよろしくね響子D4DJ 福島ノア コスプレ衣装
の救いを求めるような視線に笑みを返してそう尋ねる。
「アイドルの話だよ!」
「可愛いものの話です!」
「な、なるほど……」
なんとなくは状況が掴めた。要は、"可愛い"という点で意気投合した2人が、咲姫にその愛の限りを語っていたのだろう。
「これが、いわゆる布教……というものなのでしょうか……?」
咲姫が妙な文化を覚えてしまいそうだ。
まぁそれは置いておくとして、2人がここまで意気投合して熱くなるものには興味がある。
「2人は、何をそんなに語ってるの?」
「Pastel*Palettesっていう名前のアイドルだよ」
乙和がスマホを片手にこちらに近づく。見せられた画面を覗き込むと、そこには5人の女の子たちが楽器を持っている写真が映されていた。
「あれ……この子たち、さっき廊下ですれ違っ——」
「どこですか!?」
「いつ!?」D4DJ 福島ノア コスプレ衣装
私が呟いた言葉に、食い気味に2人が噛み付いてくる。
「えっと……つい数分前かな。ここに来る途中で楽屋から出てきてたから」
私がそう言うと、2人は肩を落としてうなだれる。
「なんで……なんで今日は衣舞紀と一緒の上がりじゃないのよ……!」
特段、乙和の落ち込みようが半端ない。ノアと違って、アイドルという存在そのものが好きだからだろうか。
「まぁ過ぎたことは仕方ありません。ですが、今からでも間に合います。一目見たというのならば、最低限は知っておきましょう」
「衣舞紀さん……」
「大丈夫だよ、咲姫。この後はまだ時間あるし、しばらくはこの楽屋を使ってて良いみたいだから」
こちらを心配するような咲姫の視線を感じたので、そう答えて安心させる。
「で、とりあえずメンバーの名前から教えてもらえる?」D4DJ 新島衣舞紀 コスプレ衣装
「オッケー、任せといて!」