今日はノーフォークテリアです。
ショーを見に行った理由の一番はやっぱりここ。
ちゃいも1歳になって成長したのでスタンダードとの違いを勉強(^◇^)
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【ノーフォーク・テリア】
ノーフォークテリアは警戒心が強く、頑健で大胆な小型犬で、狩猟本能と
穏やかな気質の持ち主である。また、気立てが良くて社交的なので
さまざまな状況に順応することが知られている。
20世紀初頭に、イギリスではのちのノーリッチテ・テリアを作り出すために
調教師フランク・ジョーンズが、ケンブリッジやマーケット・ハーバロや
ノーリッチの厩舎にいた作業テリアを基礎犬として用いた。
ノーリッチ・テリアがイングリッシュ・ケネル・クラブによって公認されたのは
1932年である。当初は、体形も多いさも毛色も被毛も耳の形も多種多様であった。
正しい毛色と耳の形をめぐって、定期的に議論が戦わされた。
ノーリッチ・テリアの犬の犬種標準が決められたとき、垂れ耳のテリアと
立耳のテリアは同じ犬種に入れられた。
しかし1964年、イギリス・ケネル・クラブはそれぞれを別の犬種と認めた。
つまり、垂れ耳の犬種がノーフォーク・テリア、立耳の犬種が
ノーリッチ・テリアとなった。イギリスで犬種の分離が起こった年に
「ザ・フィールド」詩は次のような記事を掲載した。「単に名前が
変わっただけで、ノーフォーク・テリアにはまったく目新しい特徴はない。
東部諸州で繁殖されている、これらのテリアの主な特徴としては、毛色が
ウィートンかレッド、ブラック・アンド・タン、グレイで、肋骨はよく
張っていて肢が短く、体形は一般的な狩猟テリアと同じである。躊躇なく
地中にもぐってネズミを捕ることで知られている」。
アメリカでは、「狂乱の20年代」を覚えている人々が、今でも
ノーリッチ・テリアを「ジョーンズのテリア」と呼んでいる。そのあだ名は
フランク・ジョーンズにちなんで付けられたもので、海外旅行の際に
狩猟好きのアメリカ人が、ジョーンズあらはじめて赤毛の小型テリアを
飼ったことによる。
1936年、ゴードン・マシー(アメリカでノーリッチ・テリアを初めて登録
した人)を、時のAKC副会長ヘンリー・ビクスビの尽力により、
ノーリッチ・テリアはAKCによって純血種として公認された。
ノーリッチ・テリアが耳の形によって正式に分けられたのは1979年であった。
立耳の方はノーリッチ・テリアのままであるが、垂れ耳の方はノーフォーク・
テリアをして改名されて、今に至っている。
2つの犬種の外観にははっきりした違いがあるが、犬種標準は大して違わない。
犬種を分けてからは、どちらの繁殖も順調に進んでいる。
今日では、狐狩りを行う丘陵地帯と同じくらい沢山のノーフォーク・テリアが
都会に住んでいるが、犬種標準は従来通りである(つまりテリアらしさは
失うな…と)独特の被毛は定期的な手入れを要するが、トリミング(ハサミで
切ってしまうこと)は厳しい減点の対象となる。先端が少し丸いこじんまり
した耳は、頬の近くまで垂れているが、目尻より下へは下がらない。
ノーフォーク・テリアは本質的には猟犬である。単なる小型の愛玩犬ではない。
主な特徴は、闘争心 、 丈夫な体、主人に対する忠誠心、これらが大きな魅力
である。愛情深くて従順な犬である。サイズは、犬種標準に合わせて小型に
しなければならない。注意すべきは、この犬種の特徴である性格の良さを
二の次にして、体格や構造の改造に走ってはならないことである。
≪犬種標準≫
いて、のびのびと動き、骨量と骨格は申し分ない。生まれつきの、
どんな天候にも耐える被毛と短い肢から、野原の「小悪魔」と呼ばれ
ている。この用途が広くて愛想が良い犬種は、1頭でまたは他の犬と
組んで地中にもぐり、穴から狐を追い出したり、他の小さな害獣に
飛びかかったり、殺したりする。ドッグ・ショーでは、名誉の負傷の
跡は残っていてもかまわない。
●サイズ、プロポーション、骨格ーキ甲での政権のオスの体高は、9~10
インチ(22.9~25.4センチ)である。メスはオスより概して小さい。
キ甲から尾の付け根までの長さは、キ甲での体高より少し長い。
骨格はがっしりし、骨量は豊富。体重は11~12ポンド(5~5.4㎏)
または個々の犬の体格やバランスに見合った重さである。作業テリア
に適した状態であることが一番重要である。
●頭部ー目は小さく黒っぽい楕円形である。目縁も黒い。互いに離れていて、
生き生きとした鋭く賢そうな表情を浮かべている。耳は形よい垂れ耳
で、小さく、耳の折れ目は頭蓋の頂にある。頬の近くまで垂れて
いるが、目尻より下に下がらない。V字形で、先端が少し丸く、触る
とベルベットのようにすべすべしている。頭蓋は広く、わずかに丸く
耳と耳の間がかなり離れている。口吻はがっしりしていて、くさび形
である。口吻の長さは、後頭部からくっきりしたストップまでの長さ
の1/3である。顎はスッキリしていて、力強い。大きな歯は、
鋏状咬合で、唇は引き締まっている。
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ちゃいは頭の幅が狭い。これは仔犬選びの時からわかっていた。
でも、ショーに出すわけではないのだし、繁殖にも使わないからいいや~。
小さい子選ぼう~。と言うことだったのだ。
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●首、トップライン、胴ー中位の長さの首で、がっしりしていて、傾斜した肩に
自然につながっている。トップラインは水平である。胸はかなり広い。
肋骨はよく張っていて、胸は中位の深さである。腰部はがっしりしている。
全体の輪郭と調和がとれるように、中位の長さに断尾する。まっすぐで
尾付きは高く、付け根はトップラインと同じ高さにある。リス尾ではない。
●前軀ー方は後方によく傾斜している。肘は肋に接している。肢は短くたくまし
く、穴掘りテリアに一貫して見られる真っ直ぐな肢である。パスターンは
堅固である。足は丸く、パッドは厚い。爪は頑丈で黒い。
●後軀ー幅が広く力強く、大腿部は筋肉たくましい。スタイフルは良く湾曲して
いる。秘説はかなり下の位置に付いていて、後望では、まっすぐである。
足は前足と同じ。
●被毛ーレッド、ウィートン、ブラック・アンド・タン、グリズルのどの色調
でもよい。黒っぽい小斑点はあってもかまわない。ホワイトの斑は
望ましくない。
●歩様ー胴が低く、本当に体を前に押し出す歩様である。前肢は肩から前に
伸びる。胴と後肢の間の角度がかなり開いているので、推進力はかなり
大きい。側望では、後肢は前肢の通った跡を通る。股関節部から円滑に
動き、スタイフルと飛節のところで良く曲がる。行動時、トップライン
は水平である。
●気質ー用心深く、社交的で、大胆不敵で、忠実である。決して攻撃的ではない。