自己主張
自分自身の意見や考えや欲求などを、他人に伝えること。
(実用日本語表現辞典)
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「経済産業省」 が 2006年から提唱している
「社会人基礎力」 という概念に基づいて
それ以後の学校教育は、
小学校・中学校・高等学校のそれぞれの年代に応じて
将来、社会人として自立する時の
基礎的な人間力の質を高めようという試みが始まっています。
この背景には、
ニート という言葉がはびこった時期があり、
また 引きこもりやフリーターといった
社会で自立できない若者が増えたことが関係しているように思います。
さらには、
大学を卒業した新卒採用者の定着率が低く、3年足らずで辞めてしまう・・・
そういう傾向の多くが、
学力偏重教育の弊害 と 豊かになった家庭内の教育(躾)の低下 などなどが原因で、
結果的に自立できない若者層を育てて来てしまった
という 反省から
新たな人材育成 の指針として、
学校教育の場でも「社会人基礎力」 という考えに基づいた体験を
小学校から取り入れるようになりました。
小学校ではどのように取り入れているのか? はわかりませんが、
思い返せば・・・、息子の中学校では、
息子の学年から唐突に、『職業体験』 という授業が取り入れられたのは、
この 「社会人基礎力」 に関連したものだったのだ・・・と納得しました。
(中学校では、現在もなお、2年生を対象に「職業体験」 をさせています。)
普段の学校生活とは異なり、
事業所の始業時刻までに「通勤」し、
「勤務」 という 時間の拘束を受けながら、
働くことの辛さ や 大切さ を体験させることで、
現在の自分たちは 必ずや社会に出て
何かしらの仕事に就いて
人の役に立つことに喜びを感じ、
結果として自分の暮らしが充実する
というものの考え方を 子供の頃から身につけさせよう
という趣旨の一環のようです。
ところで!
「社会人基礎力」 というものは 具体的にどういうものか?
というと
大きくは 3つの能力 を指しており、
それぞれを細分化すると全部で12の能力要素になるようです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
前に踏み出す力(アクション)
・ 主体性
・ 働きかけ力
・ 実行力
考え抜く力(シンキング)
・ 課題発見力
・ 計画力
・ 創造力
チームで働く力(チームワーク)
・ 発信力
・ 傾聴力
・ 柔軟性
・ 状況把握力
・ 規律性
・ ストレスコントロール力
いわば
総合的にバランスの取れた理想的な人間性を求めているわけですが、
これらを完璧に持ち備えることは至難ではありますけれども、
子供が成長するまでに関わる様々なシチュエーションの中で
折に触れて 一つの指針としての一助にはなるのではないか・・・と思いました。
あえて書き出すと 難しいことのようですけれども、
案外に 人として自然に兼ね備えられてゆくべきもの
・・・という気はしないでもありません。
こういうことは 一朝一夕には身につかないものですからこそ!
思春期の過ごし方の大切さ を 痛感してしまいます
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