シャルドネに恋をして

一房の葡萄に恋をした酔っぱらいの一人言

オトコはキッシュをたべない...と言われた時代があった。今、私はたべています!

2018-01-23 23:54:01 | シャルドネ

「オトコはキッシュなんて食っちゃならねぇ」

「かつてアメリカには、ヘミングウエイみたいなオトコたちがいたものさ。朝食のために森の木の葉を叩き落として火をおこし、朝食がすめば、昼食の獲物をしとめに出かける。保護鳥だってかまいやしなかった。いまは、こんなオトコはいない。どちらを向いたって、にやけた連中ばっかりだ。気取ってキッシュを食べたり、料理に掃除に女房の機嫌とり・・・~」

  日本で1985年に出版された『オトコはキッシュをたべない』(ブルース・フェアスタイン著 嵐山光三郎訳)の冒頭である。最初から最後まで書いてあることは、マッチョ以外は男ではない、キッシュを食べる男は弱々しくて、本当のオトコは朝からステーキを食べるものだと言い、当時の有名人をキッシュを食べるオトコ、食べないオトコに分けたり、キッシュを食べないオトコの観る映画、聴く音楽、する仕事、するスポーツを真面目に書いてあるジョーク本。当時のアメリカのベストセラー本です。

先日、ネットを見ていたら「女性は大好きだが、男性が食べない料理のNo.1がキッシュ」だった。

そのキッシュに、今はまっています。

 

  

☆シャルドネ姫と男が好きなキッシュたち

 

 ☆Hautes Côrtes de Nuits 2013 / DAVID DUBAND

  フランスはブルゴーニュ生まれのシャルドネ姫。

  輝く黄金色。白い花の香りとライムの柑橘系の香りが心地良い。凛々しいすっきり酸味がブルゴーニュの魅力を感じるシャルドネ姫です。 

 

☆ホウレン草とベーコンのキッシュ

  キッシュといえばホウレン草とベーコン。このキッシュはパイ生地を使わずにベーコンを敷きホウレン草をのせてアパレイユをそそぎ、チーズをのせて焼き上げました。

 ベーコンの塩味とホウレン草の滋味をシャルドネ姫のすっきり酸味が包み込みご満悦。

 

☆鶏ももとジャガイモのローズマリー風味のキッシュ

  パイ生地にローズマリーで風味つけした鶏モモとジャガイモをのせ、アパレイユを加えてチーズをのせて焼き上げました。

 鶏モモ+ジャガイモ+ローズマリー=魅惑の三角関係。シャルドネ姫はその関係に加わりツーペア?いやいや魅惑の四つ巴(こんな言葉あったかな?)

 

☆サーモンとアボカドのキッシュ

   アボカドをつぶしレモン汁、生クリームを加えたペーストを市販のタルトカップに敷きアボカド、サーモンを盛り付けアパレイユを注ぎ、チーズをトッピングして焼き上げました。

 全体にまったりした食感。そこにシャルドネ姫の凛々しい酸味がテンションをあげて美味しさ満喫。お見事ブルゴーニュの真髄シャルドネ姫。

 

 『オトコはキッシュをたべない』でキッシュを食べるミュージシャン⇒ボブ・ディラン、ケニー・ロギンス、ブレッド、アバ、カーペンターズ、エア・サプライ、クィーン、ドン・マクリーンそしてアート・ガーファンクルが記されていた。※ちなみにキッシュをたべないオトコNo.1はブルース・スプリングスティーンだった。

    今宵は、アート・ガーファンクルのサイモン&ガーファンクルの『冬の散歩道』。

 この曲は♪「時は過ぎていく。自分の可能性を探しているうちに冬になってしまった。つまり人生の低迷期、スランプになった。でも、周りは草が伸び、春に向かっている。自分の運命は自分で切り開くんだ」という歌。

 

♪サイモンとガーファンクル ~ 冬の散歩道