銚子店の《 yuki 》です。
この度の東日本大震災により被災された皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
千葉三菱のブログをご覧になっていただいている皆様の
お住まいの地域は被害等なかったでしょうか?
銚子市は死者こそ出なかったものの、
震度5強の揺れに襲われ、建物が壊れたり
津波による浸水の被害もあったようです。
11日で震災から2ヶ月となり、余震も少なくなってきていますが
まだまだ完全に安心できる状態とは言えません。
しかし、お店に来てくれるお客様が少しでも
ホッとしたひとときを過ごせるよう私も笑顔で頑張ります^^
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さて突然ですが、皆様は「稲むらの火」というお話をご存知ですか?
大地震の後、大津波が襲ってくることを予感した五兵衛という人物が
自ら稲むら(収穫した稲を乾燥させるために積み上げたもの)に
火をつけ、駆けつけた多くの村人たちの命を
助けたというお話です。
くわしくはこちら↓(クリックすると外部リンクへとつながります)
「稲むらの火」
以前、小学校の教科書にも載っていたというこのお話。
嘉永7年、和歌山県広村(現在の有田郡広川町)で
安政南海地震の際に起こった大津波の時のことで
五兵衛には濱口梧陵(はまぐちごりょう)という
実在のモデルがいたのだそうです。
梧陵は現在も銚子市にある、
ヤマサ醤油の7代目(儀兵衛)でもあり、
偶然、故郷である広村に帰省していた時に
この大津波に遭遇しました。
実際に津波を知らせて多くの人の命を救い、
食べ物の無くなった村人に米を分け与えました。
そして震災後は巨額の私財を投じて、広村堤防という
大きな堤防を築くのです。
これは堤防を築くことで、多くの村人を雇用し
震災で職を失った村人たちを助けました。
広村堤防は、今現在も残っているのだそうです。
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生まれ育った故郷や、地域社会のことを
常に考え、行動していた梧陵。
そして私たちは今、東日本大震災という
これまで経験したことのない大きな災害に直面しています。
私は梧陵のように
巨額の私財を持っているわけではありませんが…
自分の地域社会を思い、日本を思い
前を向いて、明るく、強く毎日を生活していくことで
めぐり巡っていつか被災地の人たちの
力になっていくことができればいいなぁ…と思っています。
被災した方々の、一日も早い復興を
心よりお祈りしています。
銚子店の《 yuki 》でした^^