いばらきいきものねっと活動あれこれ

茨城の田舎で小さな命にやさしいまちづくりを目指す
おばちゃん軍団のどやどやな日々

絆は壊れない

2016年10月05日 | 日記

 

フードやサプリメント購入で

時々お世話になる 「アムリット動物長生き研究所」さん。

https://amrit-dc.co.jp

 

 

会員登録をしていると定期的にお知らせなどがメールでとどく。

先月だったか、「あなたの介護経験をお寄せください」という

メールがあった。

 

病気や老齢による介護は幾度も経験したおばちゃんHだが

最期まで深い時間を共にしたどの子のことも

大事にしまっておきたくて「ごめん」した。

 

先月末に受け取ったメルマガの編集後記には

我が子の介護経験をもつ編集者の想いが綴られているんだけど

大事なことが書かれているよ。

 

苦しくなるので投稿者の経験談は読んでないけど

いま一生懸命介護中の人、

大切な家族を介護のはてに亡くされた人に

読んでもらいたいな、と思ったので↓に編集後記だけ紹介するね。

 

 

*****

編集後記

先日行った介護アンケートにご協力して頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
頂いたアンケートは、皆さんの想いに満ちた、辞典にも匹敵するような知識と経験の固まりですから、介護中の方にも、これから介護を迎える方にも、誰もが参照できるような形でまとめられたらいいなと思っています。

(現在はブログに掲載している最中ですが、★こちら★でご覧いただけます。)

アンケートを拝見して強く印象に残るのは、「何をしても後悔が残る」と書かれた方が、とても多かったことです。

私も今年、2匹の猫を介護して看取りましたが……後悔ばかりでした。

もしかしたら、無理に延命してしまったのかもしれない。
苦しい思いを長引かせてしまっただけかもしれない。
でも、介護をしなかったら、もっと苦しんでいたかもしれない。
介護中、少し楽しそうだったり、気分が良さそうだった時があったのは、介護をしたからこそかもしれない。
でも、介護を長引かせなければ、もっと安らかに逝けたかもしれない。

「かもしれない」が頭の中にこびりついて、「あの時こうしていれば」「いや、しなかったほうが」という、堂々巡りの迷路を作ります。

介護が終わり、時間が経てば、その迷路を徐々に遠くから、俯瞰して見られるようになっていきますが、だからといって、迷路が一本道になるわけではありません。きっと次も、迷うことになると思います。

先代猫のふじこ(享年18歳)に対しても、あつお(享年16歳)に対しても、後悔がたくさんあります。やれることは全てやったはずなのに、やったこと自体が最善策かどうか分からない。

「ならば介護はしない」という割り切りは、皆さんにはできるでしょうか?
……私にはできません。

アンケートを拝見していると、そんな、私と同じような悩みを抱いている方が多かったので、みんな悩むんだなと、どこか安心した気持ちも正直あります。それと同時に、気付いたこともありました。

なぜ後悔するのか、を考えると、「正解が分からないまま召されてしまうから後悔する」と思っていたのですが、皆さんのアンケートを読んで、その考えは変わりました。

介護は、どれを選んでも正解なのではないでしょうか?

道がいっぱいあるから迷ってしまいますが、考えて、尽くしたことは、やっぱり正解なんだと思います。

私は介護中、辛い中にも、嬉しいことがいっぱいありましたし、思い出もいっぱい貰えました。
ペットの機嫌や体調が良い時は、私もすごく嬉しいですし、工夫したご飯を食べてくれたときなんて、町内放送で知らせたいくらい大喜びです。
足取りがフラフラして、あまり目が見えてないのに散歩に行きたがるので、私も喜んでリードを握りますが、日に日に散歩の距離が短くなるのは、とても悲しいものです。それでも最期まで外に出たがって、その希望を叶えてあげられたのは、良かったと思っています。
「ニャー」と鳴く声でなにを伝えようとしているのか大体分かりますが、鳴かなくても意思が伝わるようになったのは、介護を始めてからです。

ペットと私たちを結ぶものは、絆、だと思っています。
この子のためにまだやれることがある、と思えること、普段以上のお世話することで絆を深める事は、介護体験ならではのことだと思います。
やっぱり、ペットはかわいい我が子なんです。一所懸命になりたいですし、ペットはそんな気持ちを心のどこかで分かってくれて、絆が深まると信じます。
私もまた、介護の迷路に迷い込むと思います。
アンケートの中には、後悔していない、という回答もいくつかありました。そんな方を尊敬すると同時に、すぐに迷ってしまう私はそこまでたどり着けないかもしれない、とも思っています。

そのときに考えたいのは、「嬉しい介護」です。
この言葉が不謹慎なことは重々承知しています。そんな状況ではない方も多くいらっしゃると思います。それでも、介護の中の一喜一憂を、「十喜一憂」くらいにする心構えで、迷いながらも、楽しく、嬉しい気持ちで介護できて、絆をいっぱい深めることができるならば、それはお互いにとって、家族にとっての本懐なんじゃないか、と今は思っています。

生まれてくれてありがとう。家の子で居てくれてありがとう。
そして、最期まで絆を深めてくれてありがとう。ずっと君と一緒で嬉しかったよ。

私も含めて、介護に後悔されている方は、介護中に深まった絆のことについて、ぜひ考えてみて下さい。信頼は一瞬で崩れることもありますが、絆は壊れません。
それは、例えば、相手が星になったとしても。(編集:久根口)


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (たにむらこうせつ)
2016-10-05 15:56:45
ペットとの絆確かに感じます。
家にワンコは介護まではまだまだですが深い絆で結ばれています。
高齢になろうとこの絆は壊れません!
これからも大切に絆を育んで行きます(^-^)
みんなのブログからきました。
詩を書いています・・・よろしくお願いします!
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