今月出かけたフリマの前日
おばちゃんHの電話がなって
「とらちゃんがケガしちゃって..」
誰だっけ?と思いつつ出てしまった電話の向こうから
第一声がコレだった
えー?だれー(・ω・)?
とらちゃん、て言ってるから
猫関係で知り合った人だよね、たぶん? ..と、話聞いてみると
2年前にTNR相談で出向いたK町のエサやりKさんだった
「とらちゃん」が、
もしかしてハクビシン?と喧嘩になって咬まれてしまったと言っている
...と、ここで、あの時出会った
毛がバサバサ、エイズかな..年なのかな..という痩せて骨ばった体で
とても広い範囲を見回りしながら
自分の家族を守っていた茶トラの雄猫を思い出す
捕獲器ガタガタやってるおばちゃんY&Hに一瞥くれて
目の前をゆっくりと通りすぎる姿は
惚れ惚れするほど威厳に満ちていて
思わず「ごめんなさい」と謝りたくなるほどだった
「あいつも捕まえちゃいましょか」
同行していた役所担当が立ち上がったのを
「ちょっと待て」と制止して
去っていく後姿を見送ったのだった
...あの子が..
もう広範囲歩き回ることはなくなり
2年前リリースした雌猫とふたり
Kさん宅敷地内で食事をし用意された寝床で休むようになっていた
Kさんの相談は
歩いているし食欲もあるけど
傷が痛々しいから病院に連れて行った方がいいかな
素手は難しいので捕獲器で捕まえてほしい、だった
とらちゃん、て名前つけてもらったのか
時々よその現場でも、キミを思い出すことがあったよ
Kさんによれば、とらちゃんは
いっつも、雌猫の食事が終わるまでそばで見ていて
それから自分が食べ始めるんだとか
涎出ていて口の中もだいぶ荒れていそうだけど
食事(小粒のドライや缶詰類)はよく食べているそう
もう頼る場所はここしかなくて
ふたり寄り添って小さく生きてるこの子を
捕獲器で捕まえて病院搬送、捕獲器から引っ張り出して
診察台の上押さえつけて.. て、やる?
またしてもゆっくり横切るとらちゃんを見ながら考える
こういう時は猫(生きもの*ヒト以外の)と相談だ
猫ってさ、
血縁関係なくても、けっこうしっかりした絆をもって
コミュニティ形成していたりする
唯一の場所が嫌な場所になっては困る
Kさんが傷の写真を撮っていたので
まずは病院で写真を見せて事情を話し
薬を出してもらうことにした
病院へはKさんが走って行ってくれた
あれから2週間、とらちゃんは
ゴハンに混ぜられた抗生剤や痛み止めを残すことなく
調子はよさそうである
口内炎にも効いたようで涎がだいぶ減ったらしい
GWは動物病院も連休のところが多いね
Kさんは追加の薬をもらいに行っていた
「診てない猫に薬なんて出せない」とか言っちゃう獣医師もいる中
ご理解いただきW先生ありがとう!
さて、おばちゃんたちには何ができるかな?
とらちゃんのような(エイズや高齢の)子には
がんばりをサポートしてくれる免疫サプリどうだろう
昨年天国へ行ってしまったエイズのだいちゃんとうめは
アラミントリプルを使っていた
液体なのでシリンジでチュッと飲ませることもできたけど
変な味ではないようで
だいちゃんもうめもペロペロとなめてしまってたね
現在おばちゃんたちと暮らしてる秘密のエイズ君は
保護したころから結膜炎がひどくて
いつもお目目が涙や目やにドビドビだったけど
この↑免疫サプリ(ブロリコペット)を使い始めたら
1か月超えたあたりから、
結膜?の真っ赤っかが取れた
涙と目やには「ちょっと拭いときますか」程度はでるけどね
ブロリコは錠剤だから
気づいて食べない子もいるかも、だけど..
..だそうです
チキンフレーバー?になってるとかで
秘密のエイズ君は
ポイっと放り込んでおくとドライフードといっしょに食べちゃうょ
外暮らしの猫たちにしてあげたいこといっぱいある
本当はみんな家に入れてあげたい
今年はどれだけお家猫にしてもらえるお手伝いできるだろう?
とらちゃんも、
外暮らしの猫たちみんな、がんばれ!