スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
(当ブログに掲載している文章や画像など、無断転載することはご遠慮ください)

誕生日ケーキとスロバキアのアマチュアパティシエたち

2021-12-08 | ハーブ・食べ物・レシピ
もう一カ月も前になってしまいましたが、長女の誕生日がありました。
11歳、小学5年生。これまで毎日放課後は学童に行き、私たちが登下校送り迎えをしていたけれど、今年からは学童がなくなりバスに乗って一人で下校するようになりました。子供の成長って早いですね。

さて、今年も誕生日ケーキを焼いてくれたのは義母です。過去のブログを読んでくださっている方たちはご存じかと思いますが家族全員のケーキを毎年焼いてくれる義母、その腕は素人とは思えないもので娘たちよりも私の方が今度はどんなケーキになるのかな、と楽しみにしているくらいです。

今回のケーキは娘のリクエストにこたえて、マカロンの乗ったドボシュトルテでした。ドボシュトルテとはスポンジが7層くらいになったハンガリーのケーキです。



スロバキアの、特に女性はお菓子作りがとても得意です。義母のようにこんな素人とは思えないケーキを焼く人は決して珍しくありませんし、このマカロンだって義母が知り合いに焼いてもらったのだそうですが、その知り合いも素人です。マカロンは買うものと思っていたのでを自宅で焼くなんて発想、私には全くありませんでした。

現在、スロバキアのテレビでアマチュアがお菓子(パン)の腕を競う番組(Pecie cele Slovensko 「スロバキア全国民が焼く」というような意味)が放送されています。一般市民がケーキやパンを焼く腕を競い、毎週勝ち抜いていく番組なのですが、こんな番組があるところがなんともスロバキアらしい。焼くのも、食べるのも、見るのも、とにかくお菓子の大好きな国民なんですよね。そして出場者たちのレベルの高いこと、全てスロバキア語ですが、出場者とその作品、レシピ、そして過去の放送が紹介されていますのでご興味のある方は是非ご覧ください。

コチラ→Pecie cele Slovensko

我が家も毎週家族全員で見ています。
ケーキを焼く腕も見ごたえがありますが、出場者が競い合っているのではなく、競争中もお互いアドバイスを出し合ったり、手をかしたり、まったく敵対していないところが私は好きです。

もうすぐクリスマス、こちらはお菓子を焼くシーズンになりました。義母は週末にジンジャーブレッドを焼きました。これから週に1~2回のペースで10種類ぐらいの焼き菓子を焼いていくので、スロバキアの台所にはしばらく甘い香りが漂いそうです。

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
あっという間に (kuniko)
2021-12-09 23:07:13
千尋さん、こんにちは!早いもので、2021年も残すところあと3週間ですね。

昨日は、マリア様の受胎の日で、オーストリアは祝祭日だったようですね。スロバキアは休みではありませんでしたが、義母のたっての願いで、家族そろって教会のミサをオンラインで見ました。

このお菓子作りの番組、1,2回見ました。男性も女性も老若男女問わず、本当に協力し合って頑張っていて、見ていてさわやかな気持ちになるよね。審査員も悪いコメントはしないから、安心できるし。
もうすぐクリスマスだね。アマチュアパテシエだけでなく、アマチュアの掃除婦、窓ふき、土曜日は豚の解体と、たくさんの作業が待っていて、準備の段階でため息ついてるよ。

どうぞ健康に気をつけて、楽しいクリスマスをお迎えください!!
またね~!
返信する
kunikoさん (chihirko)
2021-12-10 22:57:31
今年も怒涛のように過ぎていきました。子供の成長もですが、1年が経つのも本当に早いですね。

そうなんですね、マリア様の受胎の日があったんですね。全く知りませんでした。来年はクリスマスマーケットに礼拝に、家族みんなで以前のように楽しめるといいですね。

ザヴィアチカお疲れ様です。
大変そうですか、ちょっとそういう生活も憧れます~。

コメントありがとうございます。
返信する

post a comment