比較的楽観的な私と対象的に結構悩むタイプのマルツェル、いつでも悩みが尽きない。
色々あるのだけれど、「肩書き」これが最近マルツェルを最も悩ませている物ベスト3に入るのではないか。
真相がはっきりしないので書くかどうか迷ったのだけれど、そういう状況・可能性がゼロな話ではないので私の立場で理解していることを書き留めておくことに。
オーストリアでは名前の頭に学歴を表す肩書きを付けるのが一般。おそらくヨーロッパ全体的にこんな感じでなのではないのかなぁと想像するのだけれど、実際、私は現在専業主婦で社会に出て働いたり、生活しているわけではないのであまり詳しいことはわからない。でもヨーロッパの肩書き社会は日本以上のものではないだろうか。
スロバキアでももちろん肩書きはついて回るもの。
例えば私のパスポートなど何の肩書も付いておらず、至ってシンプルに私のフルネームが記載されているのみ。
これがマルツェルのパスポートにはIng.と付いている。このIng.(エンジニア)は経済、工学・技術、農業などの修士課程を修了した者がもらえる。
ちなみに私は4大卒なので学士ということになるのだろうが、スロバキアでは学士はあっても意味がないに等しい。肩書きには付けるに値しない。
エンジニア以上(文系ならばマギスター以上)になればこれがパスポート、ID、運転免許証、健康保険証、家の表札、郵便物、会社の名札とあらゆるものについて回る。
そしてお隣オーストリア。
こちらも同じくこの肩書きがあらゆるものについてまわるのだが、どうやらマルツェルの使っているIng.、オーストリアでは修士課程修了者ではなく高校卒業者が取得する肩書きのようだ。
こちらの会社に転職し、入社する際に人事に確認したそうなのだが、正式に肩書きの変更手続きをした証明書を見せないことには(みなしでは)変えられないと請け合ってもらえなかったとのこと。そのため今に至るまでマルツェルの肩書きは公私ともにIng.となっている。
社内の他のスロバキア人、チェコ人などはオーストリア式の表記になぜかなっているそうで、それがまたなぜマルツェルだけダメだったのか納得のいかないことではあるのだけれど…。
それもまぁ、名前に付いているだけならまだいいのだが、問題はどうやらこれで結構な損をしているようなのだ。
よく聞く話では家の賃貸契約、病院での待遇等々、諸々の場面で肩書きによって優遇される(もしくは差別!?される)ことがあるそうだ。
マルツェルが先日スロバキア人の友人に健康保険を国のものでなく、民間のものに変えようか考えている(民間の方がサービスが良いので)と相談したところ、それよりも肩書きを変更するべきとアドバイスされた。それほど肩書きで判断される社会のようだ。
本人曰く職場でも「これはひょっとして高卒だと思われているんじゃないか」と思う場面が多々あるのだそう。
マルツェルは学生時代をとにかく勉学一筋に過ごした人。それは立派な成績で卒業したらしい。(同じく大学のときに人生で一番学んだ私だけれど、それでもマルツェルと比べると恥ずかしいくらいだ。朝方まで徹夜の勉強を毎日5年間していたそうだから。)
それが高卒となってはショックな話だ。
この肩書きを変更する手続きを今調べている。
どうやらお金と時間、手間と結構かかるようだ。
ざっと聞いてみても例えばこんなものが求められている。修士論文の翻訳の提出。
自分の立場に置き変えて考えてみると、「私の卒業論文、どこだったっけな?」
確かプリントアウトしたコピーが実家のどこかに記念に取ってあった気はするけれど、データは…FDだ。FDは今どき読みとれるパソコンがあるだろうか…。とこうなる。
そしてまた、50ページはある(あったかな?)論文の翻訳。1ページの翻訳が日本なら5000円、スロバキアで依頼しても2500円ほど。125,000円~250,000円?ちょっとすごい。
どうなるのだろうか、肩書き変更。
とりあえず、これまた頼りになる私の友人ルツィアのお友達に肩書きを変更した人がいるそうなので、マルツェルに彼女に電話して詳しいことを聞くよう促す予定だ。
色々あるのだけれど、「肩書き」これが最近マルツェルを最も悩ませている物ベスト3に入るのではないか。
真相がはっきりしないので書くかどうか迷ったのだけれど、そういう状況・可能性がゼロな話ではないので私の立場で理解していることを書き留めておくことに。
オーストリアでは名前の頭に学歴を表す肩書きを付けるのが一般。おそらくヨーロッパ全体的にこんな感じでなのではないのかなぁと想像するのだけれど、実際、私は現在専業主婦で社会に出て働いたり、生活しているわけではないのであまり詳しいことはわからない。でもヨーロッパの肩書き社会は日本以上のものではないだろうか。
スロバキアでももちろん肩書きはついて回るもの。
例えば私のパスポートなど何の肩書も付いておらず、至ってシンプルに私のフルネームが記載されているのみ。
これがマルツェルのパスポートにはIng.と付いている。このIng.(エンジニア)は経済、工学・技術、農業などの修士課程を修了した者がもらえる。
ちなみに私は4大卒なので学士ということになるのだろうが、スロバキアでは学士はあっても意味がないに等しい。肩書きには付けるに値しない。
エンジニア以上(文系ならばマギスター以上)になればこれがパスポート、ID、運転免許証、健康保険証、家の表札、郵便物、会社の名札とあらゆるものについて回る。
そしてお隣オーストリア。
こちらも同じくこの肩書きがあらゆるものについてまわるのだが、どうやらマルツェルの使っているIng.、オーストリアでは修士課程修了者ではなく高校卒業者が取得する肩書きのようだ。
こちらの会社に転職し、入社する際に人事に確認したそうなのだが、正式に肩書きの変更手続きをした証明書を見せないことには(みなしでは)変えられないと請け合ってもらえなかったとのこと。そのため今に至るまでマルツェルの肩書きは公私ともにIng.となっている。
社内の他のスロバキア人、チェコ人などはオーストリア式の表記になぜかなっているそうで、それがまたなぜマルツェルだけダメだったのか納得のいかないことではあるのだけれど…。
それもまぁ、名前に付いているだけならまだいいのだが、問題はどうやらこれで結構な損をしているようなのだ。
よく聞く話では家の賃貸契約、病院での待遇等々、諸々の場面で肩書きによって優遇される(もしくは差別!?される)ことがあるそうだ。
マルツェルが先日スロバキア人の友人に健康保険を国のものでなく、民間のものに変えようか考えている(民間の方がサービスが良いので)と相談したところ、それよりも肩書きを変更するべきとアドバイスされた。それほど肩書きで判断される社会のようだ。
本人曰く職場でも「これはひょっとして高卒だと思われているんじゃないか」と思う場面が多々あるのだそう。
マルツェルは学生時代をとにかく勉学一筋に過ごした人。それは立派な成績で卒業したらしい。(同じく大学のときに人生で一番学んだ私だけれど、それでもマルツェルと比べると恥ずかしいくらいだ。朝方まで徹夜の勉強を毎日5年間していたそうだから。)
それが高卒となってはショックな話だ。
この肩書きを変更する手続きを今調べている。
どうやらお金と時間、手間と結構かかるようだ。
ざっと聞いてみても例えばこんなものが求められている。修士論文の翻訳の提出。
自分の立場に置き変えて考えてみると、「私の卒業論文、どこだったっけな?」
確かプリントアウトしたコピーが実家のどこかに記念に取ってあった気はするけれど、データは…FDだ。FDは今どき読みとれるパソコンがあるだろうか…。とこうなる。
そしてまた、50ページはある(あったかな?)論文の翻訳。1ページの翻訳が日本なら5000円、スロバキアで依頼しても2500円ほど。125,000円~250,000円?ちょっとすごい。
どうなるのだろうか、肩書き変更。
とりあえず、これまた頼りになる私の友人ルツィアのお友達に肩書きを変更した人がいるそうなので、マルツェルに彼女に電話して詳しいことを聞くよう促す予定だ。
やっぱその肩書きにより、勘違いされそういう扱いをされる?、されてるのなら、今後もそこで生活をする上では、考えものですね。
スムーズに進むといいですね。
私も主婦してるのでまったくそういう情報は無知です in holland.
私は肩書きとは無縁なのですが、なんか話を聞いていると歯がゆく思います。
そう、いつまでここで生活するかがまた問題です。
ずっとここで生活するのならその価値もあるのですが、いずれまたどこかへ行くとなるとそこまでする価値があるのか。
でもその肩書き変更した人によると、大学によっては論文の翻訳などは必要ないそうで、マルツェルの大学もそれに該当するといいのですが。