先週の金曜日、マルツェルの仕事が休み(でも平日)だったため日頃済ませたかった用事をいくつか片付けた。
まずは朝一番で役場へ行き、児童手当と育児手当の受給手続きに行ってきた。自分で車を運転し、私ひとりで。些細なことなのだけど、それでもここ外国でそういうことができるようになったことに少し自分の成長を感じ、大げさだけれど感慨深いものがあった。と言っても、車は出かけるときに自宅の駐車場でぶつけてへこませてしまい(トホホだ。実家の車だってかすり傷ひとつ付けたことはなかったのに)、手続きの方はマルツェルが書類を全て調えてくれたものを持って行って、担当者の目の前で言われた箇所にサインするだけのことだったのだけれど。それでもまぁ、グーグルで役場の所在地を確認し(移転したため新しいところを私は知らなかった)、受付で要件を告げ番号札をもらい、どの部屋のどの窓口に行くのかを確認する。ちょっとした冒険だった。
手続きを終え、今度は家にいったん戻り、家族みんなでサクルカの股関節の検診へ。その後はもうひとつ、サクルカのパスポートの申請をしたかったのだがこちらは到着したときには窓口があと30分で閉まるということで受け付けてもらえなかった。
一応の用事を済ませ町をそのまま歩いていると、前から男子はスーツ姿、女子はスカートにハイヒール姿の高校生の集団に出会った。数人の生徒が手には帽子を持ち、皆でスロバキア民謡を歌いながら歩いている。彼ら、日本でいうところの高校3年生でこの夏卒業予定だそうだ。この日は学校の通常授業の最終日で、翌週は1週間試験勉強期間、そしてその次の週(来週ということになる)は1週間卒業試験なのだそうだ。その前にこうして町を練り歩き、道行く人から飲み代をカンパしてもらい、試験前(試験勉強前)に皆で飲みにでかけるのだそうだ。その集団がいくつもいた。まずはマルツェルが小銭を寄付した。また次の集団に出会ったときはマルツェルはネラと一緒にさっと道を外れてしまった。今まで声をかけられたこともなかったが、前からやって来た高校生の集団についには私も声をかけられてしまった。いったい幾らくらいが相場なのだろう、マルツェルに聞きそびれてしまった。ドギマギしながら、財布を開けて最初に目についた小銭2ユーロを帽子の中に入れると、「デャークイイェメ!(ありがとう!)パパパン、パパパン!(手拍子)」と体育会系のノリでありがとうコールをされ、恥ずかしいやら、ベビーカーのサクルカが気になるやらで思わず目もろくに合わせずささっとその場を去ってしまった。帽子の中は50セントコインが目立ったかな。少々あげ過ぎた気もするがまぁいいや。こういうことができる若者って、若いって素晴らしいと微笑ましくなった。
この時期、町のショーウィンドウにはクラスごとに作った卒業予定生たちの写真のボードが並ぶ。頼んで置かせてもらうのだそうだ。ネラとサクルカもいつかこんなことをする日が来るのだろうか。
その頃私はどんなおばちゃんになっているのだろうか。今よりも更に成長・自立できていますように。
まずは朝一番で役場へ行き、児童手当と育児手当の受給手続きに行ってきた。自分で車を運転し、私ひとりで。些細なことなのだけど、それでもここ外国でそういうことができるようになったことに少し自分の成長を感じ、大げさだけれど感慨深いものがあった。と言っても、車は出かけるときに自宅の駐車場でぶつけてへこませてしまい(トホホだ。実家の車だってかすり傷ひとつ付けたことはなかったのに)、手続きの方はマルツェルが書類を全て調えてくれたものを持って行って、担当者の目の前で言われた箇所にサインするだけのことだったのだけれど。それでもまぁ、グーグルで役場の所在地を確認し(移転したため新しいところを私は知らなかった)、受付で要件を告げ番号札をもらい、どの部屋のどの窓口に行くのかを確認する。ちょっとした冒険だった。
手続きを終え、今度は家にいったん戻り、家族みんなでサクルカの股関節の検診へ。その後はもうひとつ、サクルカのパスポートの申請をしたかったのだがこちらは到着したときには窓口があと30分で閉まるということで受け付けてもらえなかった。
一応の用事を済ませ町をそのまま歩いていると、前から男子はスーツ姿、女子はスカートにハイヒール姿の高校生の集団に出会った。数人の生徒が手には帽子を持ち、皆でスロバキア民謡を歌いながら歩いている。彼ら、日本でいうところの高校3年生でこの夏卒業予定だそうだ。この日は学校の通常授業の最終日で、翌週は1週間試験勉強期間、そしてその次の週(来週ということになる)は1週間卒業試験なのだそうだ。その前にこうして町を練り歩き、道行く人から飲み代をカンパしてもらい、試験前(試験勉強前)に皆で飲みにでかけるのだそうだ。その集団がいくつもいた。まずはマルツェルが小銭を寄付した。また次の集団に出会ったときはマルツェルはネラと一緒にさっと道を外れてしまった。今まで声をかけられたこともなかったが、前からやって来た高校生の集団についには私も声をかけられてしまった。いったい幾らくらいが相場なのだろう、マルツェルに聞きそびれてしまった。ドギマギしながら、財布を開けて最初に目についた小銭2ユーロを帽子の中に入れると、「デャークイイェメ!(ありがとう!)パパパン、パパパン!(手拍子)」と体育会系のノリでありがとうコールをされ、恥ずかしいやら、ベビーカーのサクルカが気になるやらで思わず目もろくに合わせずささっとその場を去ってしまった。帽子の中は50セントコインが目立ったかな。少々あげ過ぎた気もするがまぁいいや。こういうことができる若者って、若いって素晴らしいと微笑ましくなった。
この時期、町のショーウィンドウにはクラスごとに作った卒業予定生たちの写真のボードが並ぶ。頼んで置かせてもらうのだそうだ。ネラとサクルカもいつかこんなことをする日が来るのだろうか。
その頃私はどんなおばちゃんになっているのだろうか。今よりも更に成長・自立できていますように。
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