カリフラワーのフライ

今週はずっとマルツェルが家にいるので、普段はひとりで手抜きの平日ランチもちゃんと料理している。
昨日は義父がカリフラワーを買ってきてくれたので、マルツェルの大好物、カリフラワーのフライを作った。
外はカリカリ、中はトロッと口の中でとろけるほど柔らかいカリフラワーは本当に美味しい。



作り方は簡単。カリフラワーを大きめの房ごとに切り分け、たっぷりのお湯に塩を入れて柔らかくなるまで煮る。
それにころもを付けて油で揚げるだけだ。

年末、イタリアから私の友人（日本人）が来たときに言っていた、ぺペロンチーノはとても難しい料理だと。味はパスタを茹でるときの塩だけで付け、後からフライパンの上で足すものではないそうだ。だからパスタを茹でるときの塩加減が決め手でそれが最も難しいのだと。材料と調理法がシンプルなものほど難しいものなのだと思った。
カリフラワーのフライもそれに似ている。
名前と見た目通りの料理なのでとてもシンプルだがこれに何もつけずそのまま食べるのでカリフラワーを下茹でするときの塩加減と茹で加減がこの料理の決め手だ。茹ですぎるところもを付けるときに崩れてしまうが、でもしっかり茹でないと外はカリカリ、中はトロッとしない。この加減が私には難しく、いつも同じ出来にはなかなかならない。
昨日は上手くできた。（自分のためのメモ：カリフラワーひとつで塩はティースプーン１杯半）

カリフラワーはジャガイモと一緒にいただく。
マッシュポテトにすることがほとんどだが、今の時期新鮮なジャガイモがあるのでそれをマッシュポテトにしてしまっては勿体ない。くし切りにし、塩とクミンで茹でるのが良い。

メインディッシュがカリフラワーだけなんてスロバキアって貧しかったのねとつい思ってしまうが、でもこういうときはお肉のスープでカバー。美味しい、私の好きなスロバキア料理だ。