スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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ミクラーシュ

2013-12-06 | スロバキア/Slovensko 2013以前
今日はミクラーシュだ。
ミクラーシュはサンタクロースの起源となったと言われる聖ニコラウスのこと。
(去年のミクラーシュは→こちらをクリック
今年のネラはどんなお菓子が欲しいか、どんなチョコレートが欲しいか、一ヶ月も前から毎日のようにミクラーシュにオテマギ(お手紙)を書いて心待ちにしていた。誰にどのチョコをいくつ、どの飴をいくつと唱えながら、クルクル、くねくねとミミズが這ったような線いっぱいの詳細なリストだった。

ポプラドの町には今年は一日早く、昨日来た。
皆で町の特設ステージに来たミクラーシュを見に行き、そして彼の合図でクリスマスツリー、町のイルミネーションが一斉に点灯されるのをネラは口をあんぐり開けながら見た。最後は花火が上がり、ネラは花火は怖いから見ないと言っていたにも関わらず、開けた口からは舌まで出して見入っている始末。そしてネラもさることながら義両親も、去年はグラーツにいたため今年初めてネラと一緒にミクラーシュ、花火を見ることができ、義両親の喜びようと言ったらそれはない。

花火を見てミクラーシュにお別れを告げ、義両親の家に帰ると家で留守番していたマルツェルと義弟の演出の始まり。
真っ暗な部屋からチリンチリンと鐘の音が聞こえ、リビングを覗くと窓の下にはほのかな赤いランプ。その周りには沢山のプレゼント。
ネラはお手紙に書いた通り、いやそれ以上のお菓子を見つけて大喜びだった。
だが、ネラの面白いところはチョコレートや飴、お菓子が大好きなのだけれど、それを持っているだけで満足で食べないことだ。一通り全部見たら、またもとに戻し満足気にしていた。
せっかくなのでアドベントカレンダーをひとつ開けてあげても、中から出てきた小さなチョコレートをはい、どうぞ!と6等分して家族みんなにあげたほどだ。いかにもひとりっ子という感じがする。




そして一晩明けた今朝、なんとミクラーシュは雪まで届けてくれたようだ。
この冬初めての雪だ。


いつもはベッドからなかなか出ないネラも、雪だよ!と言ったら飛び起きた。今日は幼稚園でも雪遊びをするだろう、スキーウェアで登園した。

カメラを持って外の写真を撮ろうと思ったのだが、吹雪き始めたので村の雪景色はまた今度。

昨晩の町の様子(動画)はこちら→ココをクリック
こんな町にこれだけの人が集まっていたのね。そっちに私は驚いてしまった。


2 Comments

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ミクラーシュ (キャリー)
2013-12-06 19:43:34
ネラたんにもミクラーシュが沢山のお菓子を持ってきてくれてよかったこと。お手紙を書いたからだと思うよ。
ポプラドの街にあんなにたくさんの人が・・・全市民が集合したみたいだね。イルミネーションもとてもきれい!花火も上がりねらタンにとってとても楽しい一日でしたね。今日は雪遊びたくさんできたかな?
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キャリー (chihirko)
2013-12-06 21:02:29
ほんとね、オテマギ書いたからだと満足気でした。
ミクラーシュが終わって今度はイェジシコ(キリスト)にプレゼントは何が欲しいとオテマギを書く日々が続きそうだよ。

今朝は雪を見たとたんに幼稚園に行きたくないと言いだしたよ。
家の前で雪だるまを作りたいと。

外は吹雪いているので、雪遊びはどうかな。
今日はできなかったんじゃないかな?
十分気温も低くて雪もすぐにはなくなりそうにないから、週末沢山遊べそうだよ。
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