福岡県医療用ウィッグ(かつら)を作る再現美容師chikaブログ

美容師のわたし…シングルマザーのわたし…乳ガンだったわたし…更年期障害と闘ったわたし…素直な想いを綴り伝えたい

☆ 生の声から感じた事 ☆

2016-01-14 09:20:43 | 協会活動・病気

去年秋に治療が終わられたTさまがエピテーゼの見学に来られました。

耳に髪の毛がギリギリかけられる位にまで、髪の毛が伸びていました。


「ずっとロングだったので、この短いスタイルが好きになれずいます。
まだまだ伸びるまでは、時間がかかると思うのですが、今のままではお友だちとも会いたくないし、ずっと受付の仕事をしていたのですが、そのお仕事に戻る事もしたくありません。長めのウィッグを被れば気持ちも変わると思ってここに来ました。」


ロングヘアだった頃の画像を拝見した私が感じた事は、イキイキして心からの笑顔でした。


エピテーゼのロングを被られながら、コミニュケーションをはかりつつ、私はTさまの似合わせを見ながらエピテーゼを手で触って鏡を見続けました。


何時も制作する時にも感じますが、エピテーゼを被ってる方が、自然に見えてきます。
前回、見学に来られたOさまの時も同じくでしたし、その事をTさまもOさまも感じられていました。



この不思議な感覚を🍀😃🍀



私も、治療が終わって真っ黒でくるくるの髪の毛が伸びてきて前髪は短いし、伸びてきてくれた事は嬉しかったけれど、その可愛くないスタイルが好きになれませんでした。
自分で切って似合わせたウィッグが好きで好きでたまらなくて、ずっとウィッグでもかまへんわ~なんて本気で感じていた時もあっただけに、Oさまの生の声を知り、その思いが痛い程伝わりました。


Oさまが画像の時のように笑顔を取り戻して、再びお友だちとの時間ややりたいお仕事に復帰するきっかけとなれるようなOさまの良さを引き出せるナチュラルなロングスタイルを制作を心から努めていくぞと気合がメラメラのchikaでした。


気持ちはまさに圧力鍋のようですね~‼️‼️







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