介護殺人、12年間で少なくとも454件発生(医療介護CBニュース) - goo ニュース
このようなニュースを聞くたびに、いたたまれない気持ちになります。
12年間で、461人と言う事は、年間38人以上が、犠牲に
なっていると言う事ですね。
なんて、痛ましい事でしょう。
その中でも、とても気になるのが、加害者の73%が男性で、
夫が妻を手に掛けてしまうケースが、最も多いと言う事。
妻が、要介護状態になった場合、男性は、不慣れな家事を
行うだけでも大変でしょう。
それに加えての介護となると負担も多く、参ってしまわれる事でしょう。
また、男性の場合、地域からの情報を得る機会も少なく、
他の人に助けを求める事すら、できにくいと聞いています。
介護支援の情報を得る機会が少ないのか、他人の手助けを
受けるのは、恥であると思っておられるのか、分りませんが。
私も、ちょうど介護保険の開始された頃、急な脳梗塞の発病で、
父が、要介護5の状態となりました。
当時は、私もお仕事をしておらず、療養病棟からの退院後は、
自宅で、自分の手で、介護をするつもりでした。
そのため、色々病院側と退院後の自宅介護について、自宅の設備、
退院後のケアーなど、綿密な計画を立てていました。
結局、父は、発症後1年で、脳梗塞の再発となり、退院する事無く
亡くなり、私も介護からは、開放される事となりましたが。
しかし、もし、あのまま自宅での介護となり、それが、長年続いて
いたら、自分でも、どうなっていたのかと思うと、とても他人事とは
思えません。
介護保険も財源の限界を迎えていますが、何とか今後、このような
不幸な事件が起きないような施策は、無いものでしょうか。近くで、一面に咲いていた野草
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