竹林亭白房

かけ橋「馬大家」★落語

□本日落語一席。
◆春風亭かけ橋「馬大家」(GAORA『2023年度 公推協杯 全国若手落語家選手権』予選④)。
新橋内幸町ホール、令和5(2023)年11月21日収録。
なかなかレアなネタである。2005年以後で、今日聞いたのが四席めである。川戸貞吉『落語大百科』に、鈴木凸太の手になる創作で二代目三遊亭円歌が演じたとある。自分も二代目円歌の音はNHKラジオ第一『ラジオ深夜便』で聞いたことがある。

内容は「いかけ屋」によく似ているというのは、今年二代目三笑亭夢丸でこれを聞いたときに書いたこと。

今回、かけ橋の「馬大家」を聞いて、オリジナルじゃないのかなという箇所を見つけた。
二代目円歌が演ったような、馬好きの大家をさんざんよろこばせて、最後に、(空き店を借りにきた男が)「最初から最後までよく馬を操っていたね」と言う大家の女房に対して、「それもそのはずだ、前の職業が曲馬団だ」という大家の言葉で落げる型じゃなく、職業はなんだと大家に問われた男が、バケツ屋だと答えたのに、大家がそれでもうかるのかと言われた男が、「もうからないので、ホースを売りました」という落げである。こっちのほうがおもしろいかも。かけ橋が考えたのだろうか。
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