昇々「指定校推薦」★落語

□本日落語二席。
◆春風亭昇々「指定校推薦」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
東京大手町三井ホール、令和3(2021)年6月11日(「落語ドマーニ 」-あさの会- 新真打四人衆祝の会」)。
ここのところ、昇々の古典落語を多く聞いていたような気がするので、嗚呼、やっぱりこの落語家は新作で映える人なんじゃないかなとあらためて気づかされた。

早稲田の指定校推薦を得るために、成績表の点数をあげてもらうべく、各教科の先生のところへ懇願に行く生徒の噺。ぎりぎりそれが足りそうとなるも、今度は、もっと優秀な女子生徒がいるために、その女子のもとへ行って推薦出願をとりさげるように頼みに行く。

どうやら奏功して早稲田に入ったということなのだろう。その後、十数年後に噺は展開して落げに入る。その最後の展開で、結婚していた相手は、出願とりさげを頼みに行った女子だったのかどうかはあかされないままだった。聞くほうが自由に想像しろということか。でも、たぶんそうじゃない女子を想像しても、噺に広がりがないな。まあ、いいか。会話の内容で、なんとなくその昔の女子だったことが示唆されていたような気もするし。

◆『笑点』大喜利：五代目三遊亭圓楽(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久蔵(現木久扇)・桂歌丸・三遊亭楽太郎(現六代目円楽)・林家こん平(BS日テレ『笑点 なつかし版』)。
新潟県村上市民ふれあいセンター、平成13(2001)年3月18日OA(『笑点』第1757回※テレビ新潟開局20周年記念)。