きものあとりえちさや

福岡在住の和裁士の日常。

お直しで、開けてみないと分からない 続き

2025-02-14 14:12:00 | 出来上がりお直し&仕立物
 
柄が切れている
このような状態です↓
 
 
 
今回の場合は、ギリギリの所で合わせて
裾絞りで仕上げました。





よく、八掛の丈くらいから裾に向かってすぼめます。
 
今回はこのようにさせて頂きました。
 
 
 
 

お直しで、開けてみないと分からない 

2025-02-12 11:18:14 | 出来上がりお直し&仕立物

 

裄直しと並んで身幅直しを承る事が増えてきました。

 

着物は基本的には、縫い込みは切り落としません。

 

元々の反物の幅がたっぷりあれば、内側に生地が入っているはずなので

 

より多く出せるはずです。

 

※袷の場合は、胴裏も出せないとどちらか短い方に合わせますが

もし、胴裏が短くて表の生地がある場合は全部解いて縫い直しをする事もできますが

この場合費用もかかりますので、洗い張りのタイミングで相談されることをお勧めします

 

 

 

さて、今回お預かりしたケースは、柄が途中で切れている、、

 

次回に続きます……


今日のお直し 裄直し

2024-06-10 18:02:54 | 出来上がりお直し&仕立物
今日の仕事
 
裄直し 
 
総柄の訪問着
 
 
 
 
 
 
金彩加工されているお着物は、このよう鏝で熱をあてられると黒く変色してしまうこともあります。
 
どこまで直されるかなのですがね。今回はとりあえず、このままでお渡ししてお直しのご依頼があれば
 
改めて、見積もり等お出しします。
 
 
 



金彩加工は膠をつかって柄を定着させています。

多湿だと、膠を栄養分としてかびを発生させたりしますので、保管も慎重に!
 
 

今日の出来上がり 紗袷と色無地

2024-06-07 10:18:08 | 出来上がりお直し&仕立物
 


 
ご依頼の多い裄直し
 
今回は珍しいお品物をお預かりしました。
 
紗袷です。
 
ご存じの方も多い戸は思います。
 
紗袷とは、絽の生地に紗の生地を重ねてあるお着物(紗と紗の場合もあります)
 
厳密にいえば、6月末の時期の短い期間の着用のものとされているようですが
 
まあ、6月の1ヶ月の間に着て頂いて問題はありません。
 
9月にも、柄によっては大丈夫とかそうでないとか、、、
 
短い時期のおしゃれきものですね。
 
 
間違っても盛夏(7月8月)にお召しになりませんように、、汗だくになります。
 
 
紗って結構 暑いですし 二重なのでね。
 
 
夏の時期は涼しげに夏着物 着こなしたいですね。