今の所も便利で文句など何もない。何で引っ越しするのか。
今年、2020年は十干が「庚(かのえ)」、十二支が「子(ね)」であり、2つ合わせて干支は「庚子」となる。
「庚子」が表す意味は、新たな芽吹きと繁栄の始まりである。つまりは、新しいことを始めると上手くいく、大吉であると指し示している。
また「庚」という漢字は、杵を両手で持ち上げる象形と植物の成長が止まって新たな形に変化しようとする象形からできた文字で、「かわる」や「つぐ」という意味がある。これらを考え合わせると、「庚」とは結実の後に転身することを意味する。
2020年の十二支は「子」である。十二支は月の巡りと作物の発芽から収穫までの生命の循環サイクルを、ご存知の通り「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類で示したもので、「子」は1番目にあたる。
「子」は種子が土中で発芽したまさにその瞬間を意味する。その後、「丑・寅・卯・辰・巳」と徐々に芽が育ち、「午」で陰陽の転換点を迎え、「未・申・酉・戌」と結実する。そして最後の「亥」で地面に落ちた種が土中へ埋まり、次世代の生命へと繋がっていく。
「子」は生命のスタートであり、繁殖や発展を意味する。「子」の本義は「孳(じ)」つまり、生む、繁殖にあり、十二禽でネズミを当てたのも多産のイメージ故である。
また「子」という漢字は、頭の大きな赤ん坊が両手を広げた象形文字で、子どもを表し、そこから小さい、生む、種子、従うといった意味が派生した。古代中国では立派な男性に対する敬称にも使われ、孔子、孟子、老子、荘子など優れた哲学者によく用いられるなど、「子」の文字には「賢い・聡い」という意味も内包されている。
これは、2020年全体の運気。決して私だけの運気ではありません。今年はまだ始まったばかり、色々な初めての事にチャレンジするには良い年のようです。