つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

リハビリ

2009年09月14日 20時21分31秒 | Weblog
今日は、ある方には、とてもためになる話です。

弦楽器のかたなら、一度は経験されたことがあると思いますが、激しく演奏した後とか、酷使したあとに指先が痛んだことがありませんか?

実は僕は何年か前に、かつてない痛みを指先に覚えたことがあります。
その時には、かつて何度か経験した、あの痛みだな!と思って、あまり深刻に考えてませんでした。
ところが、大抵なら二三日したら痛みを忘れているところが、全く良くならないどころか、依然として痛みが無くならず、もしかして、魚の目かな?と思ってその薬を使ってました。
でも、そのうち、中の深いところに水溜まりのようなものが出来てしまい、これはただ事ではないことを感じ、そのあとに専門の先生に診てもらいながら、時間をかけて治したことがあります。
詳しいことは割愛しますが、大事なことがだんだんわかったのでした。
それは、指にとって弦を押さえるということは、場合によってはかなり過酷な状況なわけで、そのことを長い時間をかけて指の組織や神経が慣れていったということだったのでしょう。

それを知らずに、疲労した指を休めるために低刺激状態を続け、突然オーケストラのような過酷な仕事で、指に激しい刺激を与えたため、組織や神経が反応し、まるでそれを守るように膜を作った、というシナリオではないかと、思っています。

さて、問題はそうならないための上手なリハビリということですが、毎日平均的に弾いている場合は大丈夫でしょうが、何日か全く弾いてないあととかのウォーミングアップの時に、指一本ずつ弱い刺激から段々と強い刺激を与えていくようなメニューを考えてやっていくと、確かな手応えがあるはずです。

ただ、あくまで僕の考えであり、万人に適応するわけではありませんので、その辺りのことは、ご了承ください。


では