つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

道(その3)

2010年04月03日 19時52分42秒 | Weblog
前回は親父について話しましたが、今回は子供時代についてあれこれ。

子供のときは、桐朋学園大学付属「子供のための音楽教室」広島分室というところで、チェロのレッスンがありました。

毎週日曜日に広島市内のとある「床屋さん」がレッスン会場でした。

その床屋さんこそ、かの有名な山崎伸子さんのご実家なのです。

そこを借りていたわけなので、最初の頃は山崎さんに何度かお会いしたことがありますが、彼女はとても優秀な方で、当初からその類い稀な才能を斎藤先生に見いだされ、小学5/6年生の時、東京に出て行かれました。

詳しいことは割愛させて頂きますが、凄いことですよね。

山崎さんは自宅でレッスンだったので、まず一番最初にレッスンを受け、その日の一番最後にもう一度見てもらうまでに、指摘されたことをマスターしていて、曲が上がるわけです。要するに周りのみんなの倍のスピードで進んでいくので、チェロ弾きなら誰もが知っているシュレイダーというエチュードがありますが、これを小学生のうちにあっという間にやり終えた方で、僕にとっては、遠いところにいる、手の届かないひとでしたね。

では、また続きは今度!