先日、チェロ大好きアマチュアの方々の合宿に指導に行ってきました。
実はこの団体の合宿には昨年も指導に行っており、今年も楽しく、かつ、ためになる内容テンコ盛りでまいりました。



曲はバッハ「G線上のアリア」とグリーグ「弦楽オーケストラのための二つの悲しいメロディー」より「晩春」
この2曲をやったのですが、やはり一番苦労するのは音程を合わせること。
でも、少しでも音楽が楽しめるところまで持っていきたいわけです。
あえて言うなら、バッハは「純粋」、グリーグは「純粋と不純のはざま」という感じですが、バッハでは濁りのない響きを目指して、いかに早く周りの音から濁りをなくすか、いろいろやってみました。
音程に関して言うと、まず二つの音が合っているかどうかを判別できないとはじまらないわけで、しかも、高いのか低いのかが判らないと、いつまでたっても合わないのです。
一例としては、4パートに分かれたそれぞれのパートの中で、運命共同体?的な意識を持っていただき、正しい5度(調弦でも大事)の音程をご自身がどこまで理解できているか、僕が正しいものとそうでないもののサンプルを実際に音を出し、手をあげてみていただきました。最初は自信がないからか、手が上がったり下がったりしていたのですが、僕が「皆さん、大丈夫です。殆ど正しく判別されています」と太鼓判を押してあげると、前より濁っている(合っていない)音程が、少し早く澄んできたのです。
この、時間がかかっても違いがわかる、そして早く合わすことが出来る能力が備わると、合奏の楽しみが倍増することになるのです。
そういえば、昨年はまず最初に調弦の一歩として、ラの音を合わせるのに15分もかかってしまい、「この分だと全部調弦が終わるのに、1時間かかりますね!」と言って、笑った記憶があります。
では、グリーグはまた今度

実はこの団体の合宿には昨年も指導に行っており、今年も楽しく、かつ、ためになる内容テンコ盛りでまいりました。



曲はバッハ「G線上のアリア」とグリーグ「弦楽オーケストラのための二つの悲しいメロディー」より「晩春」
この2曲をやったのですが、やはり一番苦労するのは音程を合わせること。
でも、少しでも音楽が楽しめるところまで持っていきたいわけです。
あえて言うなら、バッハは「純粋」、グリーグは「純粋と不純のはざま」という感じですが、バッハでは濁りのない響きを目指して、いかに早く周りの音から濁りをなくすか、いろいろやってみました。
音程に関して言うと、まず二つの音が合っているかどうかを判別できないとはじまらないわけで、しかも、高いのか低いのかが判らないと、いつまでたっても合わないのです。
一例としては、4パートに分かれたそれぞれのパートの中で、運命共同体?的な意識を持っていただき、正しい5度(調弦でも大事)の音程をご自身がどこまで理解できているか、僕が正しいものとそうでないもののサンプルを実際に音を出し、手をあげてみていただきました。最初は自信がないからか、手が上がったり下がったりしていたのですが、僕が「皆さん、大丈夫です。殆ど正しく判別されています」と太鼓判を押してあげると、前より濁っている(合っていない)音程が、少し早く澄んできたのです。
この、時間がかかっても違いがわかる、そして早く合わすことが出来る能力が備わると、合奏の楽しみが倍増することになるのです。
そういえば、昨年はまず最初に調弦の一歩として、ラの音を合わせるのに15分もかかってしまい、「この分だと全部調弦が終わるのに、1時間かかりますね!」と言って、笑った記憶があります。
では、グリーグはまた今度
