749「まさか、そんなことだったなんて・・」

今日は横浜で用事があったため、朝早く横浜駅東口についていました。
時間がだいたい10:30くらいだったでしょうか。

ベイ・クウォーターでの用事だったため、ポルタを通って向っていまいた。
11:00オープンの店が多いので、まだほとんどのお店がシャッターを開けてはいませんでしたが、
たまたま通りかかったガラス張りの美容院では、沢山のお嬢さんが並んで成人式用のヘアーセットを受けていました。

みなさん、カラフルな着物飾りを付けて、とても微笑ましく見えました。



お父さんが大きな着物の包みを抱え、その後ろをお母さんとお嬢さんと妹（かな？）と、家族総出で歩いて美容院に向かう家族ともすれ違いました。


心に残る、素敵な成人式になってほしいなぁ、と、私もほっこりしました。




少し行くと、きもの屋さんが、ほんの少しだけシャッターを開けていて、中で着物を買っている親子が見えました。

「えー？？！！成人式の当日に、きものを買うって、いったいどういうこと？？」

そうですよねぇ、当日になってから着物を買う人なんかいるんでしょうか。おかしいでしょ？



おかしいと思ったけど、そんなに気にも留めずに用事を済ませて帰宅しニュースを見てビックリしました。

「成人式の着物レンタル業者が、当日になって連絡が途絶えた」
「数百人の新成人が成人式出席を断念」
「50万円以上払ったのに、全く袖を通せなかった」

その話を聞いた呉服屋さんや、着付が出来る方が援助の手を差し伸べて、少しでも着物を着てもらおうとボランティアで駆け付けた、と言うことです。

そういうことだったのですね。まさかそんなこととは知らず・・。
今にして思えば、着物を持って歩いていた家族のお父さんは、かなり速足で歩いていたので、もしかしたら「微笑ましい」なんてものではなく、とても困っていたのかもしれません。

当日になって「きものがない」と知った、お嬢さんたちはいったいどんな気持ちだったでしょう・・。
せっかくの晴れの日だったのに・・(「はれのひ」という業者だったらしい・・）

ひどい人がいるのですね。信じられない。

当日になってからでは、どうすることも出来なかった方たちがほとんどだったでしょう。


どうか、こんな世の中の理不尽に負けないで、それぞれの人生を突き進んでください。
応援しています。

新成人の方、すべてにエールを送ります。