「掘ったら菓子!!」

こんにちは!ちづです!
ちょいホッタラカシ気味に(w)日々の日記などを綴っています。

699「目黒寄生虫館」

2017年06月01日 11時27分42秒 | アメフラシ研究・他 海洋生物・仕事関係
これ、とってもおすすめの博物館です。何年か前に一回行ったのですが、今回は「いったことない~!」と言っていた職場の方を連れて一緒に行ってきました。

山手線「目黒駅」からバスで「大鳥神社前」下車。バスは結構頻繁に出ていて、乗って5分ほどなので、お散歩がてら歩いてもOK!

神社を過ぎるとすぐあります。
ビルの中にあります。

生きている生物はいないのですが、ホルマリン標本や、寄生虫に関する解説など、かなり興味深いです。



昨今話題になっているアニサキス

これは食べても症状が出る人とでない人がいる、とのこと。
噛みつかれたから痛いのではなく、アレルギー症状になると、劇症化(強烈な痛み)するのだそうです。胃液で死んでしまっても、症状が出るそうで怖いですね。

カタツムリに寄生し、意のままに操る・・・そんな寄生虫がこの世の中には存在します。 その奇妙な生き物の名前は、「ロイコクロリディウム」

これは動画がすごいのですが、あまりに凄いのでここでは静止画像で。

カタツムリの目に寄生する寄生虫で、視力を奪います。左の、色が変わっている部分が寄生された部分です。
ロイコクロリディウムはカタツムリを乗っ取り、木の上や葉っぱの上に向かわせます。そこで鳥に食べられるように仕向けるのです。
カタツムリを操って次の宿主に移動していくのです。

勇気のある方は、動画を検索してみてください。

これはある程度の年齢の方には記憶にあるかな?

ギョウ中検査セロファン・・通称ポキール
結構な年齢の方は、その前の時代の「銀色に輝く丸くて小さい蓋つき容器」(検便検査キット)をご存知の方もおられるかも(w)
今はこの検査、学校ではやらないそうです。

実際に人間の体で成長速度を調べたサナダムシの標本

私の記憶に間違いがなければ、たしかこのサナダムシ、3か月で8.8メートルまでに育った、と書いてあったと思います。
首にかけているのは、「実際の長さはこのくらい」というヒモ。

人間に寄生するものの中でも、行動を乗っ取る寄生虫がいます。

沼の水などを人間が飲むと、メジナムシの幼虫が体内に取り込まれる

足に寄生して大きくなると60センチくらいにまで成長する。やがて大きな水膨れになる。

痛む足をやわらげようと、水につけようとする。それを利用して水場に向かわせる

水の中で水ぶくれが破けて幼虫が水中に放出される

幼虫がミジンコに寄生

それを人間が飲込む

大昔は足からちょっと顔を出した成虫を、糸に巻き付けて引っ張り出して駆除していたそう・・・。

生物を発見したり発表したり、記録するには、スケッチが欠かせません。
細かい観察と記録。

筆の毛を抜いていかに細い線で描くか・・素晴らしい画力です!!お見事!!




シーラカンスのえらについていた原始的な寄生虫。シーラカンスからしか見つかっていないため、宿主と一緒に数千年も形をほぼ変えずに生存してきたと考えられています。

面白い。

思わずこれをかっちゃった。

シーラカンスの寄生虫Tシャツ。

デートにはぜひおすすめですよ。
大きな博物館ではないのですが、2時間くらいじっくり見学しました。(ざっと見るには1時間くらいです)

日本の「ぜひ行くべき博物館」にも選ばれています。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (イチゴ)
2017-06-03 23:43:46
うん~気持ち悪いです(-_-メ)
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Unknown (ちづ)
2017-06-05 23:20:23
長く見続けていると・・だんだん美しく見えてくるのです(w)
返信する
何言ってんの~ (イチゴ)
2017-06-05 23:31:14
美しく見えてきません!!
マジキモイイイイイイ~~~~
返信する

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