藤沢は、15日に計画停電を実施しました。
夕方の時間帯で、19:00まで実施されました。
駅は電車が通っていて建物も明るく通電していましたが、道は街灯が消え、大きな交差点は警察官数名が1チームになって交通整理に当たっていました。
道々のコンビニやお店も、営業できる店舗は薄暗い中お店を空け、少しでも商品を提供し、交通整理されていない交差点ではユックリと道を譲り合いながら車が進んでいました。
帰宅途中のサラリーマンは家路を急ぎ、中には駅に奥さんと子供が迎えにきている、という光景も多々見られました。
きっと塾も習い事も今日はお休みだし、TVもつかないし電気もつかないので他にすることがなく、「そうだ!お父さんを迎えに行こう!」ということになったのだと思います。
たくさんの家族が駅で「お帰り~!」と挨拶を交わしていました。
夕暮れに沈んでいく街は、いつもの鮮やかさはありません。でも、なんだか暖かかったような気がします。これが本当の夕暮れな野かもしれない・・そう思えました。
被災地の皆さんがされている苦労を私が肩代わりできるはずはありませんが、ここでみんながちょっとでも電気を我慢することで被災地の方々に少しでも電力を多く供給できれば、また、すこしでもそのご苦労を共有できれば・・・と、思います。
キンキンキラキラのネオンがないと街が不思議に暖かいのは、ネオンなんてもともと無いほうがいいのから・・なのかもしれません。
停電終了の時間に外に出てみると、ばんっ!と音がしていっせいに信号や街灯がつきました。
夢から覚めたような気がしました。
原発の問題もありますね。これからは「電気を使う分を作る」というのではなく、原発を作らなくてもいいように「作れる分を使う」というように考え方を変えるよう、日本人一人ひとりが考えなくてはいけないのだと思いました。
通勤や通学で満員の電車に乗られたり、停電の影響で対応に追われた皆様、本当にご苦労様でした。
暗いけど心暖かい、なぜか蜃気楼のような数時間でした。
NEWSでみる被災地の状況の悲惨さに、眉を顰めながらも、いったい自分に何ができるのか、結局自分自身が生きていくことに精一杯で、とても援助できる余裕もない。何かしてやりたい、でも自分にとっての日常が震災に構わず毎日押し寄せてくる。
せめて出来ることと言えば、一刻も早い復興を願うだけ。
そんな事しかできない自分です。
電気がつかないと嘆くより、そんな素敵なことに気が付くことが素敵です。
パニックになってスーパーに必要以上の食品を買い求めたり、ガソリンの買いだめに走ったりすることがないよう、冷静に心を落ち着けて、まず被災地に物資が届くことが最優先になるよう、見極めなくてはいけませんね。
素敵なコメントありがとうございます!
本当にこれほどまでの星がいる事すら分からない毎日の明るい生活でした。
被災地の方々には申し訳ないのですが、星を見ていたら少し心が落ち着きました。
一日も早い復興を願いますし、地震がもう起こらないことを願います