絵を描かない人には全く興味のない話かもしれないんですが、
今日は水彩画の話をちょいとしてみようかと…♪
先月、
クウちゃんの水彩画を描かせていただい時、
そしてウチの
アポロの水彩画を描いた時もそうなんですが、
私、タンの色は最後の方に塗っていました。
あ、「タン」ていうのは、
ワンコの毛の色の中で、
鼻先とか足の先、眉のあたりにある
ちょっと色が違ってる部分のことです☆

ブラクリのクウちゃんの場合、まず全体の毛色を塗ってから…、
↓

タンの色を塗っていく私…。
この塗り方の順番、
水彩画をちょっとかじってる人から見ると、
「おや…?」と思う部分なはずなんです…。
水彩画を塗る時の順番の基本は、
「薄い色から塗っていく」
です。
正確には「明度の高い色から塗っていく」なわけですが、
水彩画の場合は、
一度濃い色を塗ってしまったところに、
その上からいくら薄い色を重ねても、その色は一向に薄くならないのです。
なので基本は、
最初に薄い色(明度の高い色)から塗っていき、
少しずつ濃い色を上から重ねていく、
というのが正攻法なわけなのです。
でも私の場合、それ、まったく逆(笑)。
いや、最初の頃はちゃんとタンの色から塗ってたんですよ…。
でもそうしたらタン以外の濃い部分の毛色を塗った時、
タンの色のイメージがなんか違うなぁ…って感じで、
結局またあとからタンの色も重ね塗りする必要が出てきて…。
あ、水彩画に興味がない人にとっては
ますますつまらない話になってきましたネ…(笑)。
わかりやすいように図を使って解説してみましょう♪
↓
右と左の二つの箱の中に小さな四角形が入ってますが、
この四角形の色は右も左も同じ色です。
でも、その周りにある色が違うだけで印象が変わって見えるという
目の錯覚が起るのです。
面白いですよね~♪
右にある濃い背景に乗ってる小さな四角形の方が明るく(薄く)見えませんか…?
そんなわけで私の場合は、
まずタン以外の濃い毛色を塗って全体の雰囲気をつかんだあと、
タンの色を塗っていくようになりました。
チョコタンのアポロの絵も…、

まず全体の毛色を塗ってから…、
↓

タンの色を塗っていく私…。
うん♪
なんかこの塗り方の方がしっくりきます♪
以上!
タンを後から塗る理由でした~☆
水彩画の本職の方や美大生の方々からのツッコミが入る前に、
逃っ!(笑)
「水彩画のご依頼を受けました」2014年03月03日
「この青空はキミのもの」2014年01月27日
☆フォトチャンネル(静止画)
クウちゃんの水彩画
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