ささやか きゃらこ

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映画「るろうに剣心~最終章 The Beginning~」

2021年06月08日 | 映画・DVD

2021年6月4日公開の「るろ剣 The Beginning」

映画館で観てまいりました。

 

2部作の後編という位置づけですね。

こんな事があって剣心は「不殺(殺さず)」の決意をするわけです。

悲しく切ない 巴との出会い、生活、別れ。

でも、この生活があって剣心は幸せも知るのですから

ますます切ないのですよねぇ。

剣心は長州藩に利用されながらも

その一員として活動してきたのは何を願ってだったのかを

具体的に実感するのです。

そんな剣心と巴の心にはズレがあります。

巴には 剣心には言えない葛藤があるのです。

 

剣心はいろいろあって巴と住んでいた家を焼き払います。

決別・・・ なのでしょうかね。

 

後に逆刃刀を剣心に託す事になる新井赤空は

とてもギラギラしていました。

刀は人を傷つけたり殺したりするものですが

心の底では 自分の打った刀で

今は殺伐としているこの世の中がおさまる事を願い

平和や人々の幸せを望んでいるんでしょうね。

そのために今は刀が必要なんだと。

その先で逆刃刀に行きついたのかなと。

2014年公開の前作に登場する新井赤空の息子家族は

日常生活の中の刃物を作って売っていました。

包丁とかね。刀は作らないと言っていました。

のどかな所に住んでいて ギラギラもしていません。

正反対のようなシーンを思い出しながらあのシーンを見ていました。

こういう見方になるのはシリーズの楽しさでしょうかね

 

今回の私的見どころの一つに

剣心と沖田総司とが向き合うシーンがあります。

これは すでに2回観たというウチの子と意見の合う所なのです。

「虹郎、沖田総司感出てる‼」

「虹郎にやられた」「虹郎スゲーわ」

私もですけど 子も

あのシーンはかなり気に入っているようです。

村上虹郎さん演じる沖田総司と一対一の殺陣は

あの時代の狂気を見せてくれているようで見応えがあります。

暗いのではっきり見えなかったりもするのですけど

静と動のメリハリがあって

雰囲気でも迫力が伝わってくるようなシーンでした。

有村架純さん演じる雪代巴もイメージに合っている話でも

ひとしきり盛り上がりました。

 

そして ポスターにもなっているあのシーン。

美しかったのですが あの角度からの映像はありませんでした。

別アングルからのスチール写真だそうですね。

どの瞬間にシャッターが切られたのか 想像はつきます。

かなり確実に ピンポイントで。

このシーンはマンガでは白梅香がキーになっているので

それが頭に浮かんで

映画にないシーンまで思い出しながら見ていました。

マンガを読んだ事のある人の中にはそういう人もいるかも?

それを思うとますます

巴と縁のお父さんが出てこなかったのは残念だったかなぁ。

 ちなみに私はマンガのるろ剣は好きで何度も読んでいますがアニメは見ておりません。

 アニメの「追憶編」がいろいろ話題になっていた事自体は記憶しておりますが

 後で縁があったら見ようと思っているままになっております。

 そのアニメを見ている人は違う印象を持たれているかもしれませんね

 

やはり 佐藤健さん演じる剣心の

殺陣のアクション(なんか変な言い方?)ももちろん、

最初から最後までポニーテールの頃の剣心なので

考え方や目つき、行動も違い

斬って斬って斬りまくっている暗殺者なのですが

そういう部分も演じ分けられていて

すごいとしか言いようがないと思います。

それなのに見終わってみると

意外にも恋愛要素強めだったように感じました。



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