定年前おじさんの介護ヘルパー挑戦談

有料老人ホーム、特養。ホームで日々起きている実態、しみじみとした感動と驚きの不思議なお話をいっぱい!

ご家族の面会の後は

2013年01月30日 | 特養

ご入居直後はどんなかたでも不穏になりやすいものですが、

こちらの方はご本人は入居に納得していないそうで、「旅行かなにかに行く」ような

話で入居されました。

ご家族もそうしなければお連れできなかったのでしょう。

だからとても心配されて、お帰りの時はいつも後ろ髪引かれる様子が

よくわかります。 

又ご本人もご家族が帰るとわかると「一緒に帰るー」と不穏に。

幼稚園に預けて出て行くお母さんと子供の姿が頭に浮かびます。

二ヶ月経過しても、まだご家族が見えた後、この方は必ず夜間まで影響します。

ご家族も「もう少し慣れるまでこないほうがいいかしら?」と

お話がありますが、そうですねとは言いにくく、でも軽く肯定しておきます。

そんなふうなので

ご家族とスタッフとは正直な報告と相談、信頼関係がないとやれません。

 そこで、もしご家族の立場で読んでいただいているなら

これだけはお願いしたいのですが、、

 手土産はスタッフに頂いても負担になりますのでご遠慮ください。

ほんとうに要りません。(失礼になりますが)

栄養士が許可したお菓子類などは入居者様にお持ちになるのならOKです。

ただし、中には秘密で持ってこられて、われわれが発見すれば、

栄養士に相談し、問題あれば、ケアマネや相談員からご家族にストップをかけます。

高血糖で、糖分を制限しているのに困ったご家族もいます。

そこまでわからないでお見舞いでこられている場合は仕方がありませんが、、

何度もこられていて、病状もご存知なのに、内緒で持ち込まれると

正直、根本の信頼関係が崩れます。

それから、来園された時に挨拶もなくスーッと入ってきて、

帰りもいつの間にやら帰っていたりするのも困ります。

施設の入り口は町に入ってきたようなもので、

ユニットがひとつの家になっています。

ユニットのスタッフは、家族関係のように親密ですから、

改善点、心配なこと、食事量も水分摂取量も、トイレの状況も

薬の影響などなど、日ごろの状況をお聞きになるには一番良いかと思います。

(相談員やケアマネは入所までは面談も緊密にされていたかと思いますが、

ご入居後は細かいところはやはり何といってもユニットスタッフです。)

個人個人のケアプランをどうやって実行していくかを常に考えて

苦心していることをご理解くださいね。

若いスタッフにもお声かけ頂くと、彼らの意欲もあがっていき助かります。

まだまだこの業界は定着率が悪くて、シフトが苦しいので

いつ辞めようかと考えながら仕事をしている仲間も多くいます。

これが現状ですね!

 

 


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